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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 1日目④ 久々の211系で横川へ
横川からはバスで碓氷峠を越えます。
3本目 ジェイアール関東バス 軽井沢駅行き 横川駅(11:10)⇒軽井沢駅(11:52)
やってきたのは、211系並みに年季の入ってそうなバス。
以前乗った時は観光バスっぽい車両だったような。
車内はこんな感じです。
まあ乗る側としては、古い車体のほうが面白そうなので歓迎です。
軽井沢駅までは510円ですが、現金のみでSuicaなどICカードは使えないのでご注意を。
通常、横川駅~軽井沢駅間のバスは「碓氷バイパス(国道18号線)」を経由して運行します。
しかし、繁忙期限定で国道18号線のいわゆる「旧道」を経由して運行される便があり、今回はそれを狙い撃ちしました。
それはなぜかというと、下の地図(グーグルマップ)をご覧ください。
地図を横に伸びる青い線が今回乗車するバスの運行経路で、その下にある灰色の線が碓氷バイパス経由の通常便の運行経路です。
碓氷峠は黒線で丸く囲ったところ。
地図を見ると一目瞭然で、通常運行される便は碓氷峠を通らないのです。
「碓氷バイパス」を名乗っておきながら、バイパスは「碓氷峠」ではなく「入山峠」に通しているのです。
実は以前、碓氷バイパス経由の便に乗ったとことがあるのですが、乗車後しばらくしてから「碓氷峠を通っていない」ことに気づいたのでした。
かつて全国に知られた「横軽」の代替バスに乗車しておいて、その代名詞たる碓氷峠を通らなくては、乗った意味が無いとずっと思っていました。
今回はそのリベンジも兼ねての乗車です。
乗車率はというと、ご覧のとおり立ちが出るほどの盛況ぶり。
旧道経由の便は「めがね橋」を経由することもあり、人気があるのでしょうか。
私はというと「めがね橋」がよく見える右側の窓側席をぬかりなく確保。
バスは横川駅を発車。
碓氷峠鉄道文化むらの横を通過。
大勢の人でにぎわっていました。
通常の碓氷バイパス経由の便だと横川駅~軽井沢駅はノンストップですが、旧道経由の便は途中いくつか停留所があります。
最初の停留所は「碓氷峠くつろぎの郷」、日帰り温泉やコテージの宿泊施設があるそうです。
ここを過ぎるといよいよ峠本番。
道が段違いで険しくなります。
急勾配と急カーブがタッグを組んで襲い掛かりますが、こちらも老練な車体とベテラン運転手さんの息の合ったコンビプレーで応戦し、峠を駆け上ります。
時折化粧板がビリビリと音を立てるのはご愛嬌。
ちなみに碓氷峠には、約12kmの区間に184か所のカーブがあるそうです。
めがね橋に到達。
青空だったらもっと綺麗だったろうな。
晴れた日に再訪したいです。
めがね橋を超えると、最も険しい区間に突入。
すれ違いもままならないS字&小半径カーブが続きます。
対向車がバックして道を譲ってくれた場面もありました。
そんな自分も、撮影している間に軽く酔ってきました・・・。
しかし、前に座っている女性は涼しい顔でガイドブックを熟読しています。
恐るべし。
若干具合が悪くなりながらも、軽井沢駅に無事到着。
ようやく碓氷峠を越えることができました。
まず1つ、未乗区間制覇を達成です。
3本目 ジェイアール関東バス 軽井沢駅行き 横川駅⇒軽井沢駅
乗車時間:42分
移動距離:16.5km
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