川崎鶴見鉄道録

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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑦ BRT気仙沼線で被災地を行く その1

前の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑥ 柳津駅で補充回数券を買ってみた。

 

柳津駅からはBRT気仙沼線に乗ります。

駅前にBRT用の待合室がありました。

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バス停看板もちゃんとあります。

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BRT区間も路線図上では「気仙沼線」として扱われています。

 

あれこれ撮影しているうちに、車両が到着です。

 

20本目 BRT気仙沼線 気仙沼行き 柳津(11:42)⇒気仙沼(13:34)

見た目は普通の路線バスです。

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中身も路線バスと変わりません。

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これで2時間か・・・と思ったのですが、長時間乗車を想定してかシートのクッションは柔らかくなっており、意外と苦になりませんでした。

 

柳津駅を定刻に発車。

乗客は6~7人ほどでしたが、うち5人くらいは同業者でした。

 

柳津駅からしばらくは一般の道路を走行します。

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停留所のたびに路線バスのようなアナウンスが流れるのですが、「バスが停車してから席をお立ちください」ではなく、「BRTが停車してから席をお立ちください」と、普通の路線バスじゃないぞアピールを随所にしてきます。

正直、どっちでもええわって感じですが・・・。

 

BRTは突然県道を左折すると

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陸前戸倉に到着。

 

ここからBRT専用道路に入るようです。

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専用道路の入り口には遮断機を設置し、一般車両が入らないようにガードしています。

自分は鹿島鉄道のBRTに乗ったことがあるのですが、この辺りの仕組みは共通のようですね。

 

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BRT専用道路は、もともと鉄路を敷設していたところを道路舗装に変えただけで、トンネルや橋梁などの構造物は、基本的に鉄道のものをそのまま流用してます。

そこに、ガードレールやフェンスなど道路として必要な設備を追加して運用しています。

 

最初のBRT専用道路は志津川の手前で終了し、ここからは一般の道路を走行。

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南三陸町内の駅を回ります。

 

志津川を含む南三陸町は、津波により甚大な被害を受けた地域です。

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いたるところで盛土工事が行われていました。

 

鉄道時代の気仙沼線のものと思われる構造物が残っていました。

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この橋梁1組だけを残して、前後にあった構造物は跡形もなく消え去っています。

津波の破壊力を見せつけられたようです。

 

志津川駅に到着

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震災後、志津川は街ごと別の場所に移転したため、BRTの駅も現在の場所に移転しました。

この辺りで雨が強く降り始めました。

 

続いてベイサイドアリーナ駅

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こちらはBRT化後に新設された駅です。

ちなみにこの旅の後、2017年9月4日に別の場所に移転しており、この写真の待合室はもう運用されていないと思われます。

 

BRTは県道に戻り、先へ進みます。

所々に気仙沼線の構造物が見えました。

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一部は工事が行われており、場所によってはBRT専用道路へ転用されるかもしれません。

 

歌津駅に到着

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歌津駅は高台の上にあったためか、鉄道駅の設備がそのまま残っていました。

ここから専用道路に入ります。

 

が、それもすぐに終わりました。

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このまま蔵内まで専用道が続いているのですが、なぜか一般道へ。

ちょうどこの時期に舗装の補修工事のアナウンスがあり、一部区間は一般道へ迂回する予定でした。

当該区間は対象外のはずだったのですが、急きょ変更になったのでしょうか。

 

気仙沼線の高架橋が見えました。

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一見無事なように見えますが、この手前は寸断されていました。

残っている分も相当なダメージを受けているので、補修か作り直す必要があるのではないでしょうか。

 

BRT気仙沼線の中間地点にあたる本吉駅に到着。

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対向のBRTとすれ違います。

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次の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑧ BRT気仙沼線で被災地を行く その2

 

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