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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑦ BRT気仙沼線で被災地を行く その1
BRTは本吉駅で小休止をした後発車。
ここらで雨が一段と強くなってきました。
本吉駅からは専用道路に入ります。
が、それも数kmで終了し、再び一般道へ。
連続性などは気にせず、専用化できるところはわずかな距離でも専用道路化しているようですね。
小金沢駅に到着。
小金沢駅は駅舎が津波で流されてしまったため、BRTのバス停は国道45号線沿いにあります。
ここで最前列の「ヲタ席」が空いたので移動します。
雨も上がったようです。
この区間はデータイムで30分に1本程度確保されており、鉄道時代に比べると格段に本数が増えたそうです。
鉄道と比べれば、車両や地上設備への投資も格段に少なくすむBRTだからこそ増便が可能だったのでしょう。
しばらく国道を進み、細い道へ右折。
再び専用道路へ入ります。
ゲートを入ると、すぐに跨線橋が見えました。
陸前階上駅は駅設備がそのまま活用されており、ホームや跨線橋もそのまま残されています。
専用道は隣の最知駅まで続きます。
一般道との交差部分。
小さな道との交差部分ではゲートなどは設けられていませんが
交通量のある道とは、信号機とゲートが設けられています。
こういった待避所も至る所にあります。
鉄道の信号所であれば、出発信号機だの連動装置だのといった地上設備が必要となりますが、BRTで必要なのは看板とガートレールくらいです。
最知駅を過ぎ、再び一般道へ。
ここからは、しばらく県道を進みます。
対向車とすれ違い。
気仙沼市の市街地へ入っていきました。
結構な賑わいのある街です。
市街地を抜け不動の沢駅に到着。
ここから気仙沼駅まで専用道路となります。
市街地だけあって、交差部の交通量もこれまでよりも格段に多いです。
BRT車両がゲートに接近すると信号機が変わり、こちらを優先的に通してくれます。
途中にあった見通しの悪い区間。
まず待避所で一旦停止し
対向車がいないと信号が青になり進入可能となります。
この仕組みは、鉄道の単線区間と同じ考え方ですね。
左手に大船渡線の線路が見えてきました。
このまま気仙沼駅まで「単線並列」が続きます。
駅が見えてきました。
POKEMON with YOUトレインがお出迎えです。
BRTホームに進入。
早いもので、東日本大震災から6年半がたちました。
震災後、被災地を訪れたのは初めてのことでしたが、新聞やニュースでは目にした光景でも、やはり実際に自分の目で見ると全く違う印象を感じました。
今回のBRT乗車は趣味の領域を超え、私の心の中にとても印象深く残る旅となりました。
20本目 BRT気仙沼線 柳津⇒気仙沼
乗車時間:1時間52分
移動距離:55.3km
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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑨ 気仙沼駅で「odeca」を買ってみた。