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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 5日目⑧ 秋田内陸縦貫鉄道を行く その2
秋田内陸縦貫鉄道からJRに乗り換えますが、構内は直接つながっていないので一旦駅舎の外へ出ます。
こちらは秋田内陸縦貫鉄道の駅舎です。
沿線で見られた「田んぼアート」に使われていた稲が展示してありました。
駅舎前には旧式のポストが設置されていたので、駅舎と一緒にパチリ。
個人的には角館といえば桜の名所というイメージですが、みちのくの小京都と呼ばれているほど武家屋敷など歴史的建造物が多く残っている地域らしいです。
そんなこともあり、駅前の建造物もどことなく江戸時代のような佇まいをしています。
こちらはJR東日本の駅舎
なかなか立派な駅舎です。
タクシー乗り場
さらには駅レンタカーの事務所まで
ここまで来ると、ちょっとした時代物のテーマパークっぽいですね。
魅力的な街ではありますが、観光もせず乗り鉄旅を続行です。
38本目 田沢湖線 840M 盛岡行き 角館(15:32)⇒盛岡(16:56)
車両は701系2両編成です。
この840Mは時刻表では15:25発となっているのですが、なぜか発車標の時刻は15:32となっていました。
実際の発車時刻も15:32だったのですが、突発的な時変にしてもアナウンスがあったわけもなく、謎の列車でした・・・。
帯色も狭軌仕様の0番台と若干異なっています。
列車は角館駅を発車。
田沢湖線は何回か通ったことがありますが、すべて「こまち」で通過しただけでした。
ここでほとんどの乗客が下車しました。
わずかばかり残った乗客も半分は旅行客なので、日常的に県境を越える客はほとんどいなさそうです。
ホームには田沢湖と辰子像の絵が描かれていました。
この列車は列車交換があったわけでもないのですが、田沢湖駅で5分ほど停車。
臨時の「こまち」用のスジでもあるのでしょうか。
田沢湖駅を発車。
車窓は一気に山深くなりました。
ここから奥羽山脈を越えて岩手県を目指しますが、岩手県側の赤渕駅までは18km、時間にして22分もかかります。
ちなみに県境を越える普通列車は1日4往復しかありません。
毎日運行の定期「こまち」だけでも1時間に1往復走っているのとは対照的です。
まあ実際に乗ってみて分かりましたが、都市間輸送以外で県境越えの需要はほとんどないでしょうね。
列車は県境手前の志度内信号所で停車しました。
ここで下りの「こまち」と交換をするそうです。
しばらくすると「こまち」がやってきました。
出発信号機が青信号を現示し、こちらも発車です。
高速化対応のため、信号所も1線スルー式に改良されているようですね。
スノーシェッドに覆われた分岐部といい、なんとなく石勝線を思い出すのは私だけでしょうか。
待避線から本線に復帰。
県境を越えて岩手県に入ります。
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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 5日目⑩ 「こまち」だらけの田沢湖線を行く その2