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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 5日目⑨ 「こまち」だらけの田沢湖線を行く その1
県境に跨る仙岩トンネルを越えて岩手県に入りました。
と思ったら、いきなり停車。
大地沢信号所のようです。
しかしここでは列車交換は無く、一瞬停車してすぐに発車。
ここから盛岡へ向けて山を下ります。
奥羽山脈は日本有数の山脈というだけあり、結構な山越えでした。
盛岡までの区間列車も設定されていますが、ここでは乗降は無し。
15分ほどで雫石駅に到着。
岩手県側の田沢湖線の列車の半分程度は、盛岡駅~雫石駅の区間列車となっています。
それを裏付けるかのように結構な人の乗車があり、岩手県側の需要区間はここからのようです。
雫石駅では15分ほど停車し、列車交換を実施。
まずは下りの普通列車と交換。
その後上り「こまち」を待避し、線路を譲ります。
長い停車時間経て、ようやく発車。
・・・と思ったら、隣の小岩井駅でまたしても列車交換で5分ほど停車。
今度は下りの「こまち」と交換しました。
盛岡~角館はおよそ60kmですが、その間で「こまち」と3回交換を行いました。
もちろん、すべてこちらが譲る側。
今まで田沢湖線は「譲られる側」の「こまち」でしか乗ったことが無かったので意識しませんでしたが、交換設備をフルに生かしてダイヤが組まれていることがよくわかりました。
それにしても、田沢湖線は「こまち」ばっかり走ってるなぁと思いました。
ようやく列車は盛岡駅へ。
まずは高架線を駆け上がります。
そして、新幹線ホームと在来線ホームへの分岐点へ。
左の直線側が新幹線ホームへつながる線路で、右の分岐側が在来線ホームへつながる線路です。
当然ながら、右側へ分岐します。
一応在来線区間ということもあり、分岐器はノーズ可動式ではなく普通の片開き式のようです。
ここで新幹線側の線路とはお別れ。
右にカーブしながら高架を下り
在来線に合流です。
左側の線路群は東北本線。
当然ながら軌道幅が違うため、基本的には田沢湖線の線路と交わることはありません。
が、一か所だけ平面交差する場所がありました。
よく見ると交差部には転てつ器が付いており、交差部の隙間を埋めています。
都心部では騒音対策として同様の仕組みを持つ交差線路がありますが、ここでは軌道幅が異なることに起因する誤進入防止の意味で用いられているのでしょうか。
そして田沢湖線専用のホームに進入。
終点の盛岡駅に到着です。
本日の移動はこれにて終了ですが、趣味活動は続行します。
38本目 田沢湖線 840M 角館⇒盛岡
乗車時間:1時間24分
移動距離:58.8km
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