こちらの記事の続きです。
その2では、コキ107(テールライトなし)を比較します。
今回もその1同様
100%私の主観
でお送りします。
まずはサイドビューから(PC版では画像をクリックすると拡大表示できます)。
KATO
ぱっと見てTOMIXにはJRFマークと突放禁止の表記が無いことがわかります。
これは、TOMIX製が両者が省略された形態をモデルとしているためで、エラーではありません。
しかし、実車に即しているとはいえ表記が無いとさみしいですねぇ。
続いて台車部を拡大。
KATO
コキ106同様、TOMIXは検査表記などが省略されているのと、台車上の台枠の天面と床面のすきまが狭いというか、枠の板が厚すぎますね。
台車は、軸受けの部分はTOMIXのほうが実車に近い形状ですが、ばねの部分はKATOのほうが精密に再現されているので引き分けとします。
続いて車番
KATO
印刷の品質は両社とも問題なし。
その下の札差の造形は、コキ106同様にTOMIXのほうが凝っています。
コキ106のときはKATOのほうが大きさは近いと思っていたのですが、真正面から見るとTOMIXのほうが実物に近いですね。
続いて手ブレーキ緊解表示装置まわり。
KATO
KATOのコキ106は、手ブレーキ緊解表示装置の表現があまり似ているとは思えませんでしたが、コキ107は実物に近くなっています。
TOMIXはサイズが若干小さく、KATOのほうが実物に近い大きさに見えます。
KATOのJRFマークと突放禁止の印刷は特に問題なし。
つづいてデッキ側の台車。
KATO
こちらも反対側同様、TOMIX製は台枠の表現がイマイチです。
ステップはコキ106もそうですが、どっちも似てないです。
続いてデッキ部。
KATO
コキ106と同様、柵の細さはKATOのほうが実感的ですが、ボキッといっちゃいそうで怖いですね。
実車のコキ106では台枠と柵の接続部に斜めの補強金具がありましたが、コキ107にはありません。KATOのコキ106ではこの金具も再現されていましたが、107ではちゃんと省略されており、きっちり作り分けられています。
ここで一番気になったのが、両社ともハンドル部分の下に実車にはない箱状の突起が付いているということ。
別パーツのハンドルを受けるための部品なのですが、特にKATOはデカすぎて悪目立ちします。
ハンドルと軸を1つのパーツにして台枠に差す方式にすれば、この箱は不要になると思うのですが、コスト的に無理なんでしょうかねぇ・・・。
別パーツのハンドルと反射板をつけて比較
左:KATO 右:TOMIX
KATOの反射板は回りのふちに色が入っており、実感的です。
KATOと比較してしまうと、TOMIXのは色差ししないと使う気にならないです。
ハンドルの色はTOMIXの色のほうが近い気がします。
最後は上から俯瞰。
KATO
コキ106同様、実車の写真が無いのでどっちが似てるかは検証できませんが、KATOのほうが配管の表現があっさりしていることがわかります。
コキ106は両社とも似たような感じだったので、意外な結果でした。
以上で比較検証は終了。
当ブログの結論としては
JRFマークが無い仕様でないとどうしてもダメならTOMIX
そういった縛りが無いならKATO
です。
どちらも一長一短あり、トータルで見れば互角かKATOが若干上だと思います。
しかも、売価はKATOが2両1800円で、TOMIXが1両1000円(いずれも定価税抜)。
「JRFマークが無いやつ」やメーカーにこだわりが無ければ、KATOのほうがお買い得なので、私はKATO製をお勧めします。
といった感じでコキ107(テールライトなし)については終了です。
コキ107(テールライト付き)については次の記事に続きます。