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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 6日目② 山田線振替バス「106急行」で行く山田線(沿線)の旅 その2
「106急行」はトイレ休憩も兼ねて道の駅に停車しました。
5分ほど停車するという事なので、バスの外に出てみます。
今回停車した道の駅は道の駅やまびこ館というそうです。
道の駅らしく地元の物産品の販売コーナーもありましたが、なにぶん時間が5分と短いので、じっくりみることはできませんでした。
自動販売機はバス停の目の前に設置されているので、飲み物を買う程度であれば問題ないです。
ちなみにバス車内にはトイレはありませんが、盛岡駅からここまでは1時間ほどなので、それほど問題はないかなと。
一応、バス出発前には運転手さんがトイレ内に声掛けしてくれるので、取り残される心配はありません(返答するのは恥ずかしいとは思いますが・・・)。
休憩時間を終え、再び宮古駅へ向け出発。
相変わらず山深い区間を走ります。
茂市付近を通過。
「茂市」というバス停はありますが、茂市駅には入らず駅横をオーバーパスします。
JR乗車券でこの「106急行」に乗車できますが、あくまで「振替」扱いであり「代行」ではないので、盛岡駅や宮古駅のように所定のバス停が駅前にある場所以外はJRの駅前には寄ってくれません。
ちなみに私は、1度だけ茂市駅を訪れたことがあります。
そのときは
今は無き岩泉線がまだ健在でした。
訪れたのは2008年のゴールデンウィーク。
この2年後の2010年に土砂崩れによる脱線事故が起きて全線不通となり、岩泉線はその後復旧することなく2014年に廃止されました。
昔を懐かしんだところでバスに戻ります。
茂市を過ぎると、国道106号線と山田線がぴったりと寄り添うように並走します。
列車とすれ違わないかなと思っていたのですが、すれ違うことはありませんでした。
バスの中では、通路を挟んでお隣になったご婦人としばし談笑。
なんでも、前日に盛岡で法事があったが今日は終日自由時間となったので、三陸鉄道の田老というところまで行くんだとか。
お菓子をいただいたりと、とても気さくで良い方でした。
バスは宮古市街へ。
ちょっと懐かしい建物を発見。
私と同年代のアラサー以上の方なら、もともと何のお店だったかお分かりになると思います。
分からない子供たちは、両親に聞いてみましょう。
そしてバスは終点の宮古駅前に到着。
盛岡駅からおよそ2時間のバスの旅でした。
盛岡から宮古へ移動するにあたり、途中から鉄路に乗り換えるという行程も選択できたのですが、山田線は鉄路で全線乗り通したことがあったので、今回は全区間振替バスに乗車してみました。
感想は「すこぶる快適であった」。
所要時間・料金とも、「106急行」とJR山田線の「快速リアス」はほとんど変わりませんが、本数とシート装備は比較にならんくらい「106急行」のほうが上。
鉄道オタクの私が言うのもなんですが・・・盛岡~宮古の移動は「106急行」がおすすめです。
39本目 岩手県北バス 106急行 盛岡駅前⇒宮古駅前
乗車時間:2時間15分
移動距離:94.0km
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