川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 1日目⑦ 「L特急」でも「スーパー」でもない「カムイ」に乗る

前の記事はこちら。

変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 1日目⑥ 新十津川からバスで滝川へ

 

滝川からは鉄道の旅に戻ります。

北海道中央バスの滝川ターミナルから、隣接するJR滝川駅へ移動。

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ここ滝川駅でも「わがまちご当地入場券」が販売されています。

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表の柄は根室本線を行く首都圏色のキハ40」でした。

 

ちなみに写っているキハ40は「キハ40 777」という、なんとも縁起の良い数字の車両。

実車の写真はこちら。

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以前はJR北海道釧路支社のHPで運用が公開されていたのですが、今は行っていないようですね。

出会えるかどうかは運次第、出会えたらまさにラッキーな車両です。

 

滝川駅と言えば根室本線の起点駅でありますが、今回は根室本線には乗らずに函館本線を北上します。

そして乗車する列車がこちら。

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特急カムイ9号深川駅まで行きます。

今回の旅で使用している「青春18きっぷ」では乗れないので、別に乗車券と特急券を購入をするという、いわゆる「特急ワープ」ってやつです。

 

今回の場合は次の下り普通列車は12:13発なので、普通列車利用だと滝川駅で2時間待ちが発生します。

滝川駅から深川駅までは自由席利用で760円なので「2時間という時間を買う」と思えば悪くないかなと思います。

 

カムイ9号がホームに入線。

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車両は789系1000番台です。

 

ちなみにこの「特急カムイ」は昨年の3月まで

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L特急 スーパーカムイという名前で運転されていました。

 

そもそも普通の「カムイ」という列車が無かったのになんでスーパーを付けたのか謎だったので、まあ「スーパー」が無くなったのはどうでも良いです。

それよりも驚きだったのがL特急という冠が廃止されたことでしたね。

 

北海道からL特急が廃止されたことにより、現存するL特急は「しなの」「ひだ」「しらさぎ」の3列車のみですが、これら3列車も今年3月の改正でL特急から特急へ変更となるそうで、L特急」は日本の鉄路から完全に姿を消すことになりました。

 

列車は滝川駅を3分ほど遅れて発車。

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雪原の中を猛スピードで突っ走ります。

 

特急だけあって、車内はすこぶる快適です。

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内装は私がいた頃と大して変わっていませんでしたが、自動放送は中国語が追加されていました。

台湾では北海道が人気らしいので、それを反映した結果でしょうかね。

 

10分ほどで深川駅に到着。

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深川駅でも「わがまちご当地入場券」が販売されているので購入。

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表の柄はちょうど乗ってきた「789系1000番台の特急カムイ」でした。

 

深川駅では乗り換え時間を利用して駅前散策。

まずは駅舎をパチリ。

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そして、深川で前々から気になっていたスポットがあるので行ってみることに。

 

駅前ロータリーからも、その姿がちらっと見えます。

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駅から3分ほど歩いて到着。

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この写真を見た読者の皆様の反応は「おおっ、懐かしい」「なんですかこれは?」という2極のリアクションになるかと思います・・・。

前者は「25歳くらい以上の道産子」後者は「それ以外の人」でしょうかね。

前者の中には「YESで買っちゃった~ YESで買っちゃった~ ♪」ってCMソングが再生された方もいるのでは。

 

こちらは今から15年ほど前に経営破たんした「そうご電器」という北海道ローカルの電器店の店舗跡。

「そうご電器」破たん後は、多くの店舗は「GEO」や「ドン・キホーテ」に転換されたましたが、深川店はFC店舗で本体破たん後も転換せず営業を続けていたそうです。

しかし、その運営会社も現在は清算し営業を終了したのですが、なぜか看板は撤去されずに残置され続けており、かつての面影を今に残しています。

 

この「そうご電器」は私の実家近くにもあり、テレビや冷蔵庫なんかを購入したりと、なにかとお世話になったお店。

看板だけとはいえ久々に再会でき、ちょっとだけ懐かしさに浸ることができました。

 

なんだか本筋から外れてしまいましたが、次回からは午後の部が始まります。

 

次の記事はこちら。

変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 1日目⑧ 末端部廃止後の留萌本線に初乗車する

 

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