その1はこちら。
その2では、各メーカーの展示ブースとレイアウトの走行展示をレポートします。
まずはTOMIXブースから。
ケースの中には、新製品や製品化予定の試作品がいっぱいです。
その中で私が一番見たかったのがこれ。
733系3000番台です。
ショーケース内にはライトが仕込んであったので、普通の環境で見れば気にならないのかもしれませんが、どうもステンレス部分の塗装が白っぽ過ぎるような気がします。
本当は1月発売予定でしたが1度延期を喰らって2月になってしまったので、早いところ発売してほしいです。
その他の北海道ネタ。
キハ183系の北斗と大雪の試作品が展示されていました。
キハ183系に関しては昨年「サロベツ」「オホーツク」を買ったのと、北海道ネタとはいえ私にはあまりなじみがないので、今回は手を出さない予定。
・・・だったのですが、大雪のほうはポリカーボネードが付いた姿を再現してくるという文字を見て、ちょっと欲しくなってきました。
ちなみに「ポリカーボネードが付いた姿」というのは、下の写真のことです。
車体側面に、額縁みたいなのが出っ張っているのがわかると思います。
過去にバラストや氷塊が窓ガラスに当たって割れてしまうというトラブルがあったため、北海道の特急車両は窓ガラスの上にポリカーボネードをかぶせてあるのです。
昨年購入した「サロベツ」に入っていたスラントは、この表現が省略されていました。
完成度にもよりますが、出来が良ければスラント目当てに購入するかもしれません。
北海道ネタはもう一つ。
鉄道コレクション扱いで発売されるキハ54が展示されていました。
「釧網本線」ってことは、釧路車特有のヘッドマーク枠も再現してくるんでしょうか。
続いては貨物ネタ。
UM12Aのサンプルが展示されていました。
本当はごちゃついている反対側を見たかったですが、サンプルを見る限り造形はいい感ではないでしょうか。
TOMIXに関しては造形よりも塗装のほうが気になりますが、これに関しては橙の帯を引いて終わりだから問題ないでしょう。
・・・と思いたいです。
もう一つの試作品コンテナ。
こちらはISO20フィートタンクコンテナの緑JOT仕様。
タンクを支える斜めの梁?がちと太すぎるような気がします。
これから文字が入って最終的な出来栄えを確認してからの判断ですが、2個で2400円とコンテナにしてはいいお値段なので、お試しで数個導入ってところですかね。
こちらのコンテナはほぼ完成品。
2月末発売予定のU46A日通仕様。
個人的にはあまり馴染みが無いコンテナですが、こちらも数個導入してみたいところです。
最後に貨車ネタをもう一つ。
タキ1000形のテールライト(カンテラ)付きが展示されていたのですが、カンテラ付きなのに常備駅は「根岸駅」の設定。
東北の石油貨物は良く知らないですが、根岸駅常備のまま仙台ベースで運用されている車両もあるようなので、間違いではないんでしょうが、なんとなく「仙台北港」のほうが自然な気がします。
ショーケースの隣では、TNOSのデモ走行を実施。
面白そうなシステムではありますが、結構なお値段なので気軽には導入できません。
というか、そんな資金があれば鉄道部品を買っちゃいそうです(笑)。
続いてはKATOブース。
TOMIXブースは展示品:実演=3:1くらいの割合でしたが
KATOブースは展示品:実演=1:3と真逆の構成でした。
こんなところにもメーカー間の思想の違いが出て面白いですね。
本題の試作品へ。
個人的に気になっていたのが、こちらの381系「ゆったりやくも」です。
なかなか良い出来ではないでしょうか。
クロが381なら購入も検討していましたが、パノラマはあんまり好きじゃないので様子見・・・と考えていたら大変な人気でようで、もはや手遅れの感あり。
クロ381+クモハ381入りのセット発売を期待しつつ、伯備線で共演できそうな車両も見つけたいところです。
381系と並んで注目を集めていたのが、フルリニューアルとなるキハ58系。
北海道生まれの私にとっては「急行型DC=キハ56」なのでキハ58にはあまりなじみがありませんが、これを機にキハ56も出してくれないかなと思ったり。
HOゲージの展示走行では、我らが鶴見線をモチーフにした販促を展開していました。
最後はHOゲージメーカーのカツミブース。
京急の旧1000形と、その譲渡車である北総7150形の製品が発売されるそうです。
続いてはレイアウトの展示走行の模様です。
ホールの中で、TOMIX、KATO、カツミがそれぞれレイアウトを持ち込んで自社製品の展示走行を行っています。
そのほか、参加企業の担当者がステージに上がって自社製品をプレゼンするなど、なかなか賑やかでした。
まずはTOMIXのレイアウト。
E5系、200系、トワイライトエクスプレス、485系3000番台などが走っていました。
こちらはKATOのレイアウト。
四季島も走っていましたが、一番の注目を浴びていたのは貨物列車。
コンテナは非売品らしい「KATO」のコンテナ。
そしてこの列車
なんとコキが52両も繋がっていました。
実車換算だと全長1km以上もあることになります。
ここまでは行かずとも、長大貨物列車を1本仕立てられるようにコンテナを充実させたいです。
最後はカツミのレイアウト。
数年前の83レを彷彿とさせる、EF64とEH200の重連貨物が走っていました。
といった感じで会場を一巡し帰宅しました。
こういった鉄道模型のイベントは初めて参加しましたが、なかなか見ごたえのある内容で楽しかったです。
来年も都合が合えば訪れてみようかなと思います。
2019年の様子はこちら。