川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

KATO EF200を買ってみた

さて、またまた貨物用の機関車を購入しました。
今回の品物はこちら。

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KATO 品番:3036-1 EF200 新塗装

 

このたびKATOより再販されたEF200です。
実車の写真がこちら。

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EF200JR貨物日立製作所が1990年に開発した機関車です。
初めてのJR型機関車であり、国内で量産された電気機関車で初めてVVVFインバータを搭載し、定格出力は1,600t列車も牽引可能な6,000kWと、まさに新世代の機関車と呼ぶにふさわしい性能を持っていました。

しかし、1,600t列車運行の計画が中止されたことによりその性能は「オーバースペック」となり、その後経済的コストを最適化したEF210が開発されたため、EF200は試作機を含め21両が製作された段階で増備が終了しました。

増備終了後はEF66EF210とともに東海道山陽本線高速貨物列車牽引に充当されていましたが、製造元である日立製作所電気機関車製造から撤退したことにより保守部品の調達が困難となり、2015年ごろから順次廃車が進められています。
そしてついに2018年3月改正では定期運用が消滅し、いつ全廃されても不思議ではない「風前の灯」の状態に追い込まれております。

 

このEF200は結構好きな車両で、EF200目当てに撮り鉄を行ったり廃車部品を購入したりしていました。
当然模型でも復帰直後から探したのですが市場在庫が掃け切ったようで購入できずにいたことろ、このたびKATOから4年ぶり?に再生産がかかったので、これ幸いと購入に至ったのでした。

 

さっそく開封し、まずはお顔から拝見です。(PC版はクリックで拡大)

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造形はいい感じでデフォルメされていると思いますが、青がちょっと鮮やか過ぎる気がしますね。
汚れた状態を見過ぎているせいもあると思いますが、ネット上の全検後の画像と比較してもそんな印象を受けます。

また、手すりは別パーツ化されています。

 

続いて側面

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側面はもともと凝った造形ではないので問題ないですが、こちらもグレーがちょっと濃いような気がします。

 

また、EF200採光窓のHゴムが白と黒の機体が存在します。

白:901・1・3・4・5・8・9・11・12・13・14・15・16・17

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白ゴム仕様の12号機


黒:2・6・7・10・18・19・20

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黒ゴム仕様の2号機

今回の製品仕様は白ゴムですが、付属するナンバーは3・5・12・14なので、どれを選んでも問題ありません。

 

続いて細部を見ていきます。
まずは運転台付近から。

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運転台付近は実車同様に別パーツ化されているので、色のにじみなどもなく良い感じ。
エンドやATSの表記も鮮明に印刷されています。

 

続いてJRFマーク。

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ちょっとホコリを巻き込んでいましたが、それ以外は問題なし。

 

続いては台車。

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動力台車

 

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中間台車

手持ちで台車の写真が無いので掲載できませんが、ネットの画像と比較するとかなり頑張っていると思います。

 

続いては屋根上。

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もともと複雑な造形ではないですが、良く出来ていると思います。

また、EF200の特徴である独特の形をしたFPS2型パンタグラフも頑張っている・・・と言いたいのですが、集電舟がゆるくて水平に固定されずちょっとした振動で斜めに傾いてしまいます。
2個とも同じ状態のため個体差というよりも根本的な作りに問題がありそうなので、接着剤で水平位置に固定したほうが良いかもしれません。

 

最後は付属品。

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・ナンバープレート(3、5、12、14)
・信号炎管
・避雷器

・無線アンテナ
GPSアンテナ
・ホイッスル
・手すり
・交換用ナックルカプラー

が付属してきます。
EF210と同様実車のナンバーは車体に直接貼りついていますが、模型はブロック式となっています。

 

付属品取り付けには加工がいらないので、サクッと取り付け。

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取り付け用の穴も埋まり、だいぶ賑やかになりました。

 

今回のナンバーは12号機と選択。
本当は13号機にしたかったのですが収録されていないので、昨年の広島機関区公開で12号機のメーカー銘鈑を買ったので、その縁ということで12号機にしました。

ちなみに「メーカー銘鈑を買った」ということは、当然ながら12号機はすでに解体済みとなっております・・・。

 

ついでに通電チェック。

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ヘッドライトは最初から電球色になっているので、手間いらずで助かります。
走りも低速からスムーズで文句なしです。

ちなみに屋根上に「神の手」がありますが、これは点灯する前に走り出してしまうので無理やり押さえつけているためです(笑)。
※個人的にはブログ用の写真撮影以外では静止した状態で点灯する必要性を感じないので、常点灯改造は面倒なのでしません。

 

 

といった感じでKATOのEF200を紹介しました。
塗装の色味に若干の違和感がある以外は文句ないですかね。

追加の工作としては、碍子の色差しとスカートのホース取り付けはしたいかなと目論んでおります。

 

今回の購入動機は東海道貨物の再現のためだったんですが、こうなると在りし日の91レ再現のためにEH200も欲しくなったり。

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そうなると後方のタキ1000も20両くらい揃えないといけませんねぇ・・・。
この先も果て無き物欲との戦いが続きそうです・・・。 

 

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