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新シリーズとなります「北海道放浪の旅」ですが、今回から本編に入ります。
と、本編に入る前に今回の相棒をご紹介。
今回レンタルしたのは「日産ウイングロード」という車でした。
私は車にあまり興味が無いので「どんなクルマなんだろう」と日産のHPを見ると、ラインアップに記載が無い・・・。
と思ったら、なんと今年の3月に生産終了となってしまったようで。
もともとワンランク下のノートとかフィットのクラスを借りようとしたのですが、アップグレードされて彼が配車されてきました。
しかし今になって思えば、コンパクトカーで2週間も北海道をドライブし続けるのはかなりしんどかったと思います。
もしかしたら、レンタカー屋さんが気を利かして配車予定が無かった彼をあてがってくれたのかもしれません。
出発前にトリップメータをリセット。
累計距離も5000km未満とまだまだ新しいようなので、売れ残り品をレンタカー用に回してきたのかもしれないですね。
前置きも終わったところで、本編スタートです。
2018年7月1日 1日目
今回の旅では三脚など大荷物を事前に札幌市の実家に送って預かってもらっていたことから、旅の起点は札幌市です。
まずはお隣の小樽市を目指しますが、その前にちょっと撮り鉄をするため張碓海岸に寄り道をしました。
今回の撮影場所はこちら。
函館本線の銭函~朝里間は日本海に沿うように線路が敷設されているので、海岸沿いを走る風景を撮影することができます。
本来であれば「青い空と海」とともに列車を撮影できるのですが・・・
この日は雲空と海霧に灰色のステンレス車体のコラボでした・・・。
なんでこのようなことになったのか?
それは今夏の異常気象が原因であります。
中国・四国地方で死者・行方不明者200人超という甚大な被害をもたらした西日本豪雨に代表される2018年7月の異常気象ですが、北海道地方も例外ではありませんでした。
それは7月1日の天気図を見ると答えがわかります。
本来、梅雨がないはずの北海道地方に梅雨前線がガッツリと掛かっていたのです。
そして例年であれば梅雨真っ最中であるはずの関東地方は高気圧に覆われています。
原因は例年以上に強く張り出した太平洋高気圧で、太平洋高気圧によって梅雨前線が北側に押し上げられて、北海道地方にまでやってきたのです。
加えてこのあと台風7号から変わった温帯低気圧まで北海道に接近し、梅雨前線と温帯低気圧がもたらした想定外の大雨により、北海道地方でも河川が氾濫する被害が発生しました。
それでも、後日発生した西日本豪雨の被害の大きさに比べればマシだったようですが。
そんな異常気象のおかげで、7月1日発表の小樽市の週間天気予報は・・・
見事なまでの雨マーク一色です。
梅雨が嫌だから、この季節に休暇を取って北海道に逃げてきたのに全く意味が無い。
まあ、その分関東地方は早くも灼熱地獄が始まっていたようですが。
この異常な梅雨前線に、旅の最後まで悩まされることになりました・・・。
一応、今回のメインです。
721系充当の快速エアポートを撮影するのが目的だったのですが、まあなんというか「もうどうでもいいや」という気分でシャッターを切ったのを覚えています。
しかし、こんな時でもなければ曇りカットなど撮影しないので、これはこれで良かったと今は思います。
というか、そう思いたい。
そんなわけでこの場所での撮り鉄は早々に切り上げ、次の場所へ向かいます。
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