川崎鶴見鉄道録

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函館貨物駅 有川支線探訪② 北海道放浪の旅 3日目⑥

前の記事はこちら。

水曜どうでしょうのロケ地「コーヒールームきくち」に行く 北海道放浪の旅 3日目⑤

 

湯の川地区から五稜郭駅付近へ戻り、夕方からは午前中に下見した函館貨物有川支線での貨物列車の撮影を行います。

函館貨物有川支線については①の記事で解説しておりますので、こちらの記事も同時に参照ください。

 

さて、今回の撮影で一番の問題は「有川支線の運行ダイヤが不明」という事でした。

というのも①で紹介したとおり有川支線は函館貨物駅の構内入換扱いであるため、貨物時刻表などでは有川支線の運転ダイヤが公開されていないのです。
※貨物時刻表には函館貨物駅の時刻が記載されていますが、実際のところは五稜郭駅の時刻であり、有川埠頭にある貨物駅の時刻ではないのでご注意ください。

また入換扱いであることから、おそらく本線の列車のようにキッチリしたダイヤは組まれていないはずなので、過去の目撃情報を頼りに動くのも危険な予感がしていました。

 

しかし、列車が来るまで朝からずっと線路沿いで待機していては不効率極まりないので、私なりに仮説を立ててみました。

有川支線の列車が「五稜郭駅函館貨物駅の入換列車」であるならば、当然五稜郭駅を発着する貨物列車と接続しているはずです。

それが正しければ

五稜郭駅で荷役作業を行う列車の発着と前後して、有川支線の列車は運行されるということになります。

 

貨物時刻表には各駅・各列車の荷役作業の有無が記載されているので、五稜郭駅で荷役作業する列車の時間を調べて、そのあたりの時間に有川支線で張っていれば列車に遭遇できる確率は高くなるはずです。

五稜郭駅で荷役作業をする列車を調べたところ「明け方前~朝」と「夕方~夜」の時間帯に集中していたため、午前中に下見を終えて昼間は適当に時間を潰し、夕方に有川支線に戻ってくるという計画を立てたのでした。

 

というわけでまずは五稜郭駅構内を見渡せるポイントで構内を確認したところ、待機線が空っぽ状態でした。

もしや函館貨物駅で入れ替え作業中なのでは?と思い函館貨物駅に向かうと、まさに五稜郭駅行きの列車が発車しようとしているところだったので、急いで港町公園に戻ってカメラを構えます。

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列番不明 DF200-12

これ以上ないくらい、ギリギリセーフで撮影できました。
ひとまず、道南地方最大の目的であった有川支線の列車の撮影に成功です。

 

荷も撮影しておきます。

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北海自動車運送所有の太平洋セメントUM12Aが載っていました。
こちらは初見だったので、荷でも収穫がありラッキーでした。

 

このあとは五稜郭駅からの列車を撮影するために線路端に1時間ほど待機したのですがなかなか来なかったので、五稜郭駅に偵察に行こうと車に乗りこんでエンジンをかけた瞬間、列車が目の前を通過・・・。

 

テンションがガタ落ちなうえ小雨が降ってきて最悪な状況でしたが、1本で終わらせるのは惜しいので、そこから大野道路踏切でさらに1時間ほど待機すると、警報機が鳴りだしました。

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列番不明 DF200-12

正面から撮ると、入換灯を付けて走行していることがわかります。
本線の列車にように見えても、入換扱いである証拠ですね。

 

今回はケツ打ちもしておきます。

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貨車のほうも入換扱いであるためか、後部標識は付けていませんでした。

 

このあと30分ほど待ちましたが、暗くなってきたので五稜郭駅に偵察へ。

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有川支線につながる待機線に、入換列車が2本並んでいました。

どちらかは有川支線に入りそうな気配があったので、露出ギリギリまで病院横の跨線橋で待機していましたが、結局来なかったのでこれにて終了です。

 

といった感じで、なんとか念願であった有川支線の列車を撮影出来ました。
今回は五稜郭函館貨物駅の列車を撮り損ねたので、函館に来る機会があればリベンジしたいところです。

北海道の貨物列車でもかなり地味目な有川支線ですが、興味を思った方は一度訪れてみてください。

 

次の記事はこちら。

谷地頭温泉 北海道放浪の旅 3日目⑦

 

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