川崎鶴見鉄道録

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「日本一の秘境駅」小幌駅へ行く 北海道放浪の旅 4日目⑥

前の記事はこちら。

礼文駅 北海道放浪の旅 4日目⑤

 

礼文駅からは、室蘭本線の上り列車に乗って移動します。

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目指す場所はこちら。

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「日本一の秘境駅こと小幌駅です。

昨今の秘境駅ブームにあやかり幾多の秘境駅が取り上げられる中、不動のトップに君臨し続ける「キングオブ秘境駅」であります。

 

礼文駅から5分ほどで小幌駅に到着です。

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平日にもかかわらず、私のほかに4人の一般客と保線係の方3人の計8名が下車。
一般の方も見るからに同業さんなのは1人だけで、その他3名はなにかの旅行のついでに訪れたと思われる普通のご婦人でした。

およそ秘境駅とは呼べぬ賑やかな雰囲気で、正直ガッカリです・・・。

 

まずは駅名標をパチリ。

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ちょっとお疲れ気味ですが、きちんと手入れされているようです。

 

下りホーム上にはこんな物が。

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駅ノートと入場券型の訪問記念ボードがありました。
すっかり観光地化していますね。

 

小幌駅の全景。

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小幌駅は東西にトンネル、北側に崖、南側に海という立地であることから駅に通じる道路が1本も存在しませんが、北側にある国道37号線から林道を経由して徒歩で訪れることも一応可能なようです(遭難しても責任は持ちませんが)。

 

そんなわけで小幌駅の回りには民家などあるはずもなく、信号関係の機器室がいくつか存在するだけです。

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言うまでも無く、一般利用者は入れません。

 

唯一、一般利用客のための施設がこちら。

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なんとバイオトイレがあります。
僻地過ぎて下水管が引けないので、バイオトイレが設備されたものと思われます。

 

そのほか、駅周辺には「岩屋観音」「文太郎浜」というスポットがあります。

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どちらも徒歩で30分ほどかかるようです。

 

岩屋観音に続く道。

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踏み跡がしっかりしているので道を見失うことは無いと思いますが、この日は連日の雨の影響でぬかるんでおり、普通のスニーカーでは危険なので断念しました。

もう一方の文太郎浜は穴場の釣りスポットとして知られており、時おり釣り人がいるそうです。

 

駅に戻ると、構内踏切が鳴っていました。

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札幌行きのスーパー北斗が猛スピードで通過。

 

さらにもう一本。

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今度は函館行きのスーパー北斗が通過。

小幌駅は停車列車こそ少ないですが、北海道有数の幹線である室蘭本線にあるため、特急や貨物列車がひっきりなしに通過していきます。

 

そんなこんなで帰りの列車がやってきました。

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滞在時間は40分ほどでした。
短いように思えますが、上述した「岩屋観音」「文太郎浜」などのスポットに行かない限り必要十分な時間です。

なにせ駅周辺は本当に何もないですからね。

 

5分ほどで礼文駅に戻ってきました。

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ここで思わぬサプライズが。

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2050レ DF200-1

偶然にもDF200トップ牽引の貨物列車に遭遇できました。

 

小幌駅へのアクセス方法

ここで列車を使って小幌駅へアクセスする方法をご紹介します。
2018年時点では、小幌駅に停車する列車は上り4本・下り2本となっています。

上り列車(長万部方面)
    洞爺   小幌  長万部
472D 8:12 → 8:30 → 8:55
478D  14:46 →15:04→15:32
480D  17:05 →17:31→17:56
484D  19:38 →19:56→20:21

 

下り列車(東室蘭方面)
   長万部  小幌    洞爺
471D   15:26 →15:44 →16:09
487D   19:28 →19:46 →20:11

 

この中で一番オススメは478D→471Dのルートです。
どの季節に訪れても明るい時間帯なうえ、滞在時間も40分ほどと駅周辺を見て回るだけなら丁度いい時間で、私もこちらのルートを使いました。

 

そのほか478D→480Dは「小幌駅満喫コース」と言え、滞在時間が2時間半あるので、「岩屋観音」や「文太郎浜」を巡ることも可能です。
ただし日没後は山道はかなり危険なので、夏場以外は避けたほうが良いでしょう。

 

 

以上で4日目のメインであった小幌駅訪問は終了。

「日本一の秘境駅小幌駅にご興味を持った方は、是非一度訪れてみてください。

 

次の記事はこちら。

天然豊浦温泉「しおさい」 北海道放浪の旅 4日目⑦

 

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