前の記事はこちら。
前回の記事では、JR貨物の広島車両所公開イベントのレポートをお届けしました。
例年だと広島公開の後は、中国地方のどこかに撮り鉄遠征することが多いのですが、今年はつい先日山陰迂回貨物遠征を行ったので車両公開イベントをハシゴすることに。
というわけで、今回レポートをお届けするのはこちら。
JR四国の多度津工場公開イベント「きしゃぽっぽまつり」です。
私自身こちらのイベントは初参戦なので、純粋なイベント観点では前日の広島公開よりも楽しみにしておりました。
とはいえ、来場の一番の目的はやはり鉄道部品販売でございます。
品揃えはこんな感じでした。
テーブルの上が空くと奥から随時補充してくれるので、品数は100点以上は余裕でありました。
ただ全体的に、良い物は強気な値段設定かなという印象ですかね。
私が地元民で車両に愛着があれば迷い無く買いですが、今回の場合は「外様」なのでちょっと躊躇しちゃいます。
一番目を引いたのは2000系の機械付前面愛称幕でしたが、順番的にも資金的にも購入はできず・・・。
そんな訳で購入したのはこちら。
気動車用オルゴールでございます。
121系の前面幕と悩みましたが、今回はコマ数が少ないワンマン非対象車しか出ておらず、それでいて25000円という微妙な価格設定だったのでオルゴールを選択。
こちらも値段は高めでしたが、気動車オルゴールは持っていなかったのと音飛びも無く外装もそこそこ美品だったので購入しました。
しかし私個人としては基本的に放送装置関連は興味が薄いため、アンプやスピーカー等を持っていないので使用環境が無いんですよねぇ~。
アンプやスピーカーが無くても一応オルゴールの音は聞こえますが、せっかくなら電気を入れて活かしたいので、何かしら手立てを考える必要がありそうです。
そんな感じで部品販売は午前中で終了したのですが・・・
なんと午後からはスタフ販売にチェンジしました。
多度津工場公開は、1日で2度楽しめるイベントのようでございます。
私も何枚かスタフを購入。
中には「アイランドエクスプレスⅡ」関連などレア物もあったようですが、私は特急関連も含め普通の内容のスタフを購入。
四国関連のスタフは、初めての購入となりました。
部品購入はこれにて終了。
手ぶらにはならなかったので、まずまずの収穫といったところでしょうか。
このあとは初めての多度津公開を満喫すべく場内を回ります。
まずは車両展示の撮影からですが、今回の目玉はこちらの車両です。
先日引退したTSEが3両揃って展示されました。
現役時代は松山駅で1回見ただけなので、今回じっくりと撮影できて良かったです。
続いて機関車展示コーナー。
高松運転所DE10 1095と、JR貨物岡山機関区EF210-102がゲスト出演していました。
それ以外の車両たち。
こちらのC58 333は準鉄道記念物に指定されているそうです。
それにしては、雨ざらしで褪色気味なのが気がかりですが・・・。
キハ54のトップナンバー。
前頭カバーが外された8000系。
廃車になった113系第3編成の亡骸。
中はすでに空っぽとなっており、痛々しい姿となっていました。
7200系に改造中の元121系第18編成。
121系は7200系へのリニューアルが進み、いつのまにやら121系の残りは第2編成ただ1本と絶滅寸前まで追い込まれているようです。
その第2編成も近々リニューアルされるようで、2018年度中に121系は廃形式となる見込みだそうな。
車両基地公開イベントではおなじみ「空飛ぶ列車」には、N2000系が充当。
吊り上げ実演は東総や大宮で見飽きているはずなのですが、車両が見慣れないせいか最後まで見ちゃいました。
ヘッドマークの展示。
車両所内にあった資料館。
3列の転クロは0系のものでしょうかね?
0系では座ったことは無いですが、今は無き快速「海峡」でお世話になりました。
お子様向けのアトラクション。
ふわふわドームが「アンパンマン」な辺りがお土地柄が出てますね。
ここらでお腹が空いたので昼食。
きつねうどんを発注しましたが、もちろん「讃岐うどん仕様」です。
会場は一通り見まわったので、シメとして多度津駅までのシャトル列車を利用して撤収します。
普段は通ることができない多度津駅~多度津工場の連絡線を通るということで、かぶりつき席に陣取って前面展望を見物します。
車両工場を発車し、ゆっくりとした足取りで連絡線を進みます。
この連絡線には信号設備が無いのか、左に移っている誘導係が手信号で列車を進めているようです。
連絡線には何か所か踏切があります。
しかしこちらの踏切も遮断機どころか警報機も無いようで、すべての踏切に係員を配置して人力で封鎖していました。
手慣れた感じを見ると、普段の入出場もこんな感じで扱っているのでしょうかね。
連絡線を進み、多度津駅北方にある予讃線本線との合流地点へ到達。
合流地点付近で、もう一人誘導係が乗り込んで来ました。
このまま多度津駅ホームに到着かと思いきや、駅の側線を通ってホームを通過。
後で確認したら、線形的に連絡線からホームへは直接進入できない構造のようです。
ホームを通過し、一旦南方にある留置線に入ります。
ここで運転士と誘導係がいったん下車し、反対側の運転台へ。
ここでスイッチバックし、ホームに向かうようです。
しばらくすると、列車は反対側へ動き出しました。
そんな感じでようやく多度津駅ホームに到着。
このシャトル列車は距離の割に時間がかかるので、ぶっちゃけ工場から歩いても時間は変わらない気がします(笑)。
まあ、一種のアトラクションと考えれば乗る価値はありますよ。
発車標を見ると、専用の表示が出ていました。
といった感じで、多度津工場「きしゃぽっぽまつり」のレポートをお届けしました。
車両工場公開イベントといえば、私は大宮、広島、長野辺りの大規模なイベントに行くことが多いのですが、多度津工場自体がそれらの工場と比べると小さいことからイベント規模も比例して小さいので、正直物足りなさは感じましたかね。
しかし、展示してある車両のほとんどが普段見ない車両ばかりだったので、割と楽しめました。
長野や広島のように毎年遠征する価値があるかは微妙ですが、日程とお天気次第では再訪したいと思います。
一応これにて今回の遠征の目的は達したのですが、帰りがてらに前々から気になっていたスポットに寄り道します。