前の記事はこちら。
今回は初訪問となる和田岬駅をじっくり探訪したいと思います。
まずは駅舎?を撮影。
・・・駅舎というかバス停ですね (^_^;)
10年ほど前までは、平屋の駅舎があったそうです。
続いてホームの様子。
和田岬駅は1面1線の端式ホームです。
そしてホームは、ちょっと面白い造りになっています。
ホームの柵にはいくつか階段が付いており、そのまま公道と繋がっています。
前回記事でお伝えしたとおり、和田岬駅の改札業務は兵庫駅で行っているため、このような作りでも問題ないんですね。
駅名標も記録。
こう見ると、まあまあありふれた終端駅という印象なのですが、この和田岬駅最大の特徴は運行ダイヤにあります。
駅の時刻表を見ると、その特異性が一目瞭然です。
ご覧の通り朝ラッシュと夕ラッシュ時間帯しか列車が設定されておらず、さらに休日は極端に運行本数が少ないのです。
なぜこんなダイヤなのかというと、和田岬線の需要がほぼ通勤利用であり、通勤時間帯以外や休日は需要が極端に減るため、それに応じて列車の本数も減らしているから。
これが和田岬線の運行形態の最大の特徴であります。
ちなみに和田岬駅と似たような境遇にある駅が、我が地元川崎市にも存在します。
鶴見線大川支線も、和田岬線と同様に沿線は工場地帯となっております。
大川駅の時刻表がこちら。
和田岬駅よりもさらに本数が少ないです(笑)。
といっても実はこの大川駅、鶴見線本線の武蔵白石駅まで徒歩10分程度でアクセスできるうえ、駅前には川崎駅行きのバスが走っているので、運行時間外でもそれほど困らないという裏事情があったり。
話を和田岬駅に戻すと、駅前にはそこそこ大きな道路があり、人通りも多いです。
じゃあ通勤時間帯以外も運行しないと不便じゃね?という話になりますね。
ところが、そういう話にならない事情があるのです。
しかも地下鉄であれば、神戸市中心部である三ノ宮や元町まで直通しているので、わざわざ兵庫駅で乗り換えが必要なJRを使う理由もありません。
つまり日常需要は地下鉄で満たされているので、地元民からすれば和田岬線の出番は無いのですが、皮肉にもそれが鉄オタ心をくすぐる結果になっているのですね。
そんな感じて和田岬駅を探訪していると、兵庫駅から列車が戻ってきました。
到着列車からは通勤客がどっと降りてきて、和田岬駅に一瞬の賑わいが訪れます。