川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

KATO 683系8000番台「スノーラビットエクスプレス」を整備してみた

この連休中、貨物列車が運休して撮り鉄をしていないおかげで、すっかり「鉄道模型ブログ」と化しておりますが、今回も鉄道模型の整備のネタです。

 

今回整備するのはこちら。

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昨年末に再生産されたKATO 683系8000番台「スノーラビットエクスプレス」です。

 

発売直後に購入していたのですが、昨年度末は仕事がかなり忙しかったため、年明けにレビュー記事を書いてから、4か月間ほったらかしとなっていました (^_^;)

今回は眠らせた分だけ、ちゃんと整備してあげたいと思います。

 

まずは最近マイブーム?となっている、パンタまわりの色差しから。

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このセットには、パンタグラフを持つ車両が3両あります。

交直流車らしい、ごちゃごちゃした機器配置は加工し甲斐がありそうですねぇ。

 

まずはパーツを取り外します。

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パーツは上から抜きづらいので、破損リスクを考えると面倒でも屋根板を剥がして、裏から押し出したほうが良いと思います。

 

ここで実車のお話。

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683系8000番台(2014年11月)

私の手元には、683系8000番台のパンタグラフ回りがよく分かる写真が無かったので、ネットで検索したのですが見つかりませんでした。

しかし、683系8000番台は北越急行所有ながら、実際の整備はJR西日本金沢総合車両所に委託されていたので、同じく金沢所属の「サンダーバード」「しらさぎ」用683系と同じ保守体制であると考えるのが自然でしょう。

手持ちに「しらざぎ」用の2000番台の俯瞰写真があったので、今回はこの写真を参考に色差しを行います。

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683系2000番台(2014年11月 しらさぎ塗装時代)

この写真を見ると、パンタグラフを支える碍子は濃い青色、それ以外の碍子は白色であることがわかります。

上の8000番台の側面アングルの写真とも矛盾しないので、今回はこの配色を施すことにします。

 

パンタグラフ用の碍子には、こちらの塗料を使用。

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青色塗料に黒色塗料を少量混ぜて、暗い青色を作りました。

碍子部分に着色して乾燥させます。

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パンタグラフ以外の碍子は、白色の塗料をそのまま塗ります。

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ヒューズも白色のようなので、そちらも併せて塗装します。

 

碍子につながる特高線は銅色なので、クリヤーオレンジを塗ります。

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ついでに、交直切替器をガンダムマーカーで黒色に塗っておきました。

 

乾燥後に組み上げた姿はこんな感じ。

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銀色一辺倒だったパンタまわりが賑やかになりました。

配管回りは色が不明だったので手を付けませんでしたが、こちらも分かり次第追加で手を入れたいところです。

 

続いてスミ入れを行うため、車体を分解。

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まずはサクッとクーラーにスミ入れ。

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もともと結構リアルにできているのですが、スミ入れするとグッと引き締まりますね。

 

続いて車体側にスミ入れ。

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上がスミ入れしたものですが、車体が白いのでスミ入れ効果が分かりやすいです。

しかし、客室扉は縁が浅いためスミ入れ塗料が周辺に流れてしまい、今の私の技量では綺麗に仕上げるのは至難の業で、今回の整備で一番時間を食いました。

この辺は、日々勉強と試行錯誤を繰り返さないと上達しないですねぇ。

 

正面の貫通扉にもスミ入れ。

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こちらは溝がそれなりに彫ってあるので、客室扉よりは簡単でした。

ちとムラが出来ておりますが、やはりスミ入れの効果は絶大ですね。

 

今回は台車にもスミ入れしてみました。

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言うまでも無く右側がスミ入れした台車ですが、ヨーダンパなどの彫がくっきり浮かび上がって、印象が激変しました。

前回まで整備していた、209系や733系のような黒色台車ではスミ入れ効果は無いと思いますが、今回のようなグレー台車はスミ入れする価値は大いにあると思います。

 

最後は付属品の取り付け。

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TOMIX製品と違い、ユーザー取付部品はアンテナやベンチレータくらいしか無いので、サクッと取り付け完了です。

 

といった感じで、683系スノラビの整備完了です (^o^)

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車体のスミ入れにてこずったので、お昼すぎに始めたのに夜までかかってメッチャ疲れました・・・。

ともあれ、またひとつ整備待ちの車両の整備が完了しました。