川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

音威子府駅 北海道放浪の旅 9日目⑤

前の記事はこちら。

美深駅 北海道放浪の旅 9日目④

 

美深町を後にし、続いて北隣の音威子府村音威子府駅にやってきました。

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音威子府「おといねっぷ」と読みます。

音威子府村の人口は600人台で、北海道内で最も人口の少ない市町村だそうな。

 

そんな音威子府駅舎内の様子。

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音威子府村は森林資源が豊富だそうで、お土地柄を反映してか外装や内装には木材が使われております。

待合室は天井が高いため、とても開放的です。

 

待合室に隣接して天北線資料館」があります。

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天北線は、音威子府駅から南稚内駅までを浜頓別・猿払など、オホーツク海沿岸を経由して結んでいた路線で1922年に全線開通し、当時日本統治下にあった南樺太と本土を結ぶ連絡鉄道としての機能を担っていました。

当初は天北線が「宗谷本線」と呼ばれていましたが、1926年に音威子府稚内間を幌延経由で結ぶルート「天塩線」が開業すると、距離が短い天塩線がメインルートとして機能するようになり、1930年には「天塩線」が「宗谷本線」に編入され、浜頓別経由のルートは「北見線」と改称されました。

さらに1961年に「天北線」と再改称したのち、天北線は1989年に全線廃止されました。

 

資料館の中には、天北線にまつわるものが収蔵されていました。

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部品オタクな私的には、結構楽しめる内容でした。

 

そして音威子府駅で忘れてはならぬのがこちら。

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駅舎内にある駅そば「常盤軒」さんでございます。

音威子府駅の駅そばと言えば、全国数多の駅そばの中でもトップクラスの知名度と人気を誇るので、ご存知の方も多いと思います。

 

この日のお昼はこの駅そばと決めておりましたので、さっそく食します。

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音威子府のそばは、実を殻ごと挽いているため麺が真っ黒で、つゆも麺の風味に負けないように濃い目になっているのが特徴です。

こう書くと、見た目のインパクトで注目されているように思われるかもしれませんが、味も間違いなく一級品の美味しさです。

 

立ち食いだけではなく、お土産用の乾麺もあります。

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音威子府のそばはテツに限らず有名なため、ちょうどお昼時とあって列車も発着していないのにも関わらず、ドライブやツーリングで立ち寄った方々で駅舎内は活気にあふれておりました。

立ち食いそばで、これだけの人を集められるのはすごいことだと思います。

 

お腹もいっぱいになったところで「わがまちご当地入場券」を購入します。

音威子府駅は直営駅なので、入場券は「みどりの窓口」で扱っているほか、町内のセイコーマートでも委託販売されています。

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今回はみどりの窓口で購入しました。

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表の柄は、2013年に音威子府村改称50周年を記念して運行された団体臨時列車 常盤号」でした。

硬券の入場券もあったので、ついでにそちらも購入しておきました。

 

音威子府駅「わがまちご当地入場券」発売情報
発売場所:音威子府駅 みどりの窓口
発売時間:8:15~16:10

 

発売場所:セイコーマート 音威子府店(音威子府駅から徒歩15分)
発売時間:6:00~23:00

※2019年5月時点

 

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北海道命名の地 北海道放浪の旅 9日目⑥