現在、アメリカ合衆国のトランプ大統領が来日していることは、皆さんニュースでご存知だと思います。
アメリカ大統領は移動の際に、「エアフォースワン」と呼ばれる大統領専用機を使用することをご存知の方も多いと思いますが、今回の来日でも「エアフォースワン」が使用されました。
前回の来日では横田基地に飛来しましたが、今回は羽田空港へ飛来するとのことだったので、お仲間さんと一緒に浮島町公園へ撮影に出向くことにしました。
予想到着時刻の30分ほど前に現地入りしたら、すでに100人以上のカメラマンとテレビ局のクルーまでいて、ちょっとしたお祭り状態となっておりましたが、まずは練習がてら普通の民間機などを撮って暇つぶし。
この日は南風運用だったので、A滑走路からの離陸機が間近を通過していきました。
最初にやってきたのは、大好きなA350でした。
下から見ても美しいですねぇ~。
「エアフォースワン」着陸に備えてか、着陸直前の時間帯はD滑走路に支障するC滑走路の運用を一時停止していたようで、普段はC滑走路から離陸する北海道や東北方面の便もA滑走路から離陸するという、ちょっと珍しい運用がなされていました。
JA010D 日本航空 NJL523便 新千歳行き
離陸後すぐに左に進路を変え、北に向けて飛んでいきました。
こんな運用体形は、何らかの理由でC滑走路が閉鎖されないと見られないので、これも珍しい姿だと思います。
「エアフォースワン」の到着が近づくにつれて警備も厚くなり、公園沖には警察の警備艇もスタンバイ。
操舵室からは、警察官が双眼鏡で公園内の様子をうかがっており、公園内にも警察官が数名配置されていて、陸と海の両方から警戒に当たっていました。
浮島町公園はD滑走路まで数百メートル程度の距離かつ、滑走路上の飛行機との間に遮るものが一切ないため、野次馬にまぎれてロケットランチャーなどを打ち込むには格好の場所ですので、要警戒スポットなのでしょうな。
そんな感じで過ごしていると、北の空からお目当ての機体が接近。
無事にD滑走路に着陸しました。
「エアフォースワン」はD滑走路の南端まで転がって来て、我々カメラマンにその雄姿を見せつけるかのように、くるっとターン。
29000 アメリカ空軍 アメリカ合衆国大統領専用機(2番機)
このターンの瞬間は、集まった100人超のカメラが一斉にシャッターを連写しまくっていたので、ものすごい音量のシャッター音が響いていました。
おそらく、全員合わせたら1万回くらいシャッターが切られていたのではないでしょうかね。
「エアフォースワン」は、D滑走路から連絡橋を渡って本島へ移動していきました。
この「エアフォースワン」は、あと数年で退役予定となっているので、任務中の姿を地元で見ることが出来てラッキーでした。
本来アメリカ大統領の外遊中は、もう一機の専用機が予備機として同行するのですが、今回は点検中なのか一回り小さいB757ベースのC-32が充当されていました。
本務機から遅れること30分、予備機のC-32も羽田空港に到着。
残念ながら、南端まで転がらずに手前でターンしちゃいましたが、連絡橋上で捉えることが出来ました。
90015 アメリカ空軍 要人輸送機
C-32を見送って、今回の撮影は完了です。
「エアフォースワン」は今まで見たことが無く、前々から一目見たいと思っていたので、退役前に撮影できてよかったです。
今度は飛行している姿を撮影してみたいですね。