川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

KATO EH500 3次形・後期仕様を整備してみた

本日の神奈川界隈は雨模様でしたので、消化しきれていない鉄道模型の整備を行うことにしました。

今回整備するのはこちら。

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KATOから発売されたEH500 3次形・後期仕様でございます。

この製品、発売直後の昨年末に購入したのですが、忙しさにかまけて半年ほどほったらかしにしておりました (^_^;)

てなわけで、今回はちゃんと整備してあげたいと思います。

 

まずは屋根上の色差しに着手。

最初は碍子や特高線などの電気系の部品です。

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写真は汚れておりますが、EH500の碍子はすべて白色で、パンタグラフのホーンに蛍光オレンジのような色が着色されているのが特徴です。

 

今回使用するのはこちらの塗料。

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碍子は白色のみ、ホーンは3色すべてを程よく混ぜてそれっぽい色を作りました。

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ピンクっぽい色の部分を使用します。

 

特高線には、いつものようにタミヤのX-26クリヤーオレンジを使用。

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こんな感じで色挿ししてみました。

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ここで補足しますと、今回ご紹介した色の塗り分けは仙台車の仕様です。

EH500は門司機関区にも配置されていますが、門司車は色分けが若干違います

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門司機関区所属の67号機(2017年9月)

まずパッと見て分かるのが、ホーンの色が黄色くなっています。

それと碍子もよく見ると、緑色のグリスが剥がれた跡が残っており、本来は僚機であるEF81やED76と同様に緑色のグリスが塗られております。

今回は仙台車にするため門司車の細かい話は割愛しますので、門司車仕様にしたい方はご自身で塗り分けを調べてから、加工に着手してください。

 

続いては屋根上機器のダクト部分にスミ入れ。

機器を剥がしてスミ入れ塗料を注入します。

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機関車は往々にして屋根上が汚いので、多少大げさな方がそれっぽくなると思います。

 

続いては車体と台車・床下機器のスミ入れ。

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左がスミ入れした車体で、右がスミ入れ前の車体です。

台車と床下機器は効果抜群なので、やはり灰色台車の車両はスミ入れをするべきだと思います。

ルーバーはもともと車体の色が濃いためか効果はイマイチなので、ぶっちゃけやらなくてもいいような気がしますね。

 

 

塗料の乾燥を待って、付属品の取り付けへ。

屋根上の付属品は、無線アンテナ、信号炎管、碍子です。

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こちらはTOMIXの様な穴あけ加工も不要なので、サクッと取り付け。
碍子は、一番最初に白色に着色したものを取り付けています。

 

車体側は開放テコとナンバープレートを取り付け、カプラーをアーノルドからナックルカプラーに交換。

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こちらも特別な加工は不要です。

 

今回は撮影したことがある77号機を選定しましたが、ナンバーの選定に関して補足事項をお知らせ。

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本製品には69・73・77・81号機のナンバーが付属していますが、69号機は門司機関区所属の機体で、そのほかは仙台所属の機体です。

一応本製品は仙台所属の機体がモデルとなっており、門司機関区の機体とは保安装置の表記が異なりますのでご注意を。

 

最後に社外品の区名札ステッカーを貼り付け。

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今回使用するのは銀河モデルの区名札ステッカーです。

銀河モデルの区名札ステッカーは東日本・西日本にシートが別売りされていますが、東と西がセットになったパッケージがあるので、機関車をよく買う人はセット物のほうがお得だと思います。

 

東日本のシートに「仙貨」のステッカーが収録されているので、デザインナイフで切り出して貼りつけ。

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めっちゃ小さいステッカーなのですが、やはり有るのと無いのでは格段に印象に差が出ますね。

そんなにお高くないので、機関車をよく買う人は持っておいて損は無いですよ。

 

以上で今回の整備メニューの施行完了です。

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備前と比べると、見違えるほど良くなりました。

 

屋根上と側面の仕上がり。

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運用中のEH500はめっちゃ汚いので、ここまで綺麗だと逆に違和感があります (^_^;)

ウェザリングする手もありますが、機関車だけやっても後ろのコキやタキがピカピカだとそれはそれでおかしいので、悩ましいところでありますな。

 

といった感じで、EH500の整備が完了しました。

EH500はコキもタキも合わせることができ、模型の世界でも色々な場面に使用できて重宝しそうな機体です。

最近レンタルレイアウトに行けていないので、期を見て走らせたいと思います。

 

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