川崎鶴見鉄道録

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JR北海道「わがまちご当地入場券」が発売終了に・・・

数日前、ブログの更新記事を仕立てるためにJR北海道のホームページを開いたところ、衝撃のプレスリリースが発表されておりました。

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JR北海道ホームページより

なんと、2017年から発売していた「わがまちご当地入場券」の発売を9月30日で終了するというのです。

突然の発表だったので、とてもビックリしました・・・。

↓PDFのプレスリリースはこちらです。

https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20190731_KO_gotouchi.pdf

 

JR北海道のプレス内容を要約すると、発売を終了する理由としては

入場券発売から約2年が経過したため、このたび企画の内容を一新することとし、来年春ごろをめどとして新しい企画を準備する

ということらしいのですが、なぜこのタイミングで?というと、個人的な推測ではありますが発売終了日が9月30日であることから、翌10月1日に実施される消費税率の引き上げが関連しているもの思われます。

 

JR北海道では、消費税引き上げに合わせて10月1日に運賃改定を実施し、初乗りおよび入場券の値段が170円から200円に値上げすることが決まっており、通常の入場券と同じ効力を持つ「わがまちご当地入場券」も同じく値上げすることになります。

これがマルスや自動券売機のように、発売時に印刷する切符であれば、ソフトウェアの改修を行うことで用紙自体は継続して使用できますが、「わがまちご当地入場券」は硬券と同じように事前に印刷した切符に日付を押印して発売する形式です。

当然ながら券面の金額を変更するには、印刷済みの入場券をすべて破棄して、新たに全駅分の入場券を再印刷しなければなりません。

 

しかし101駅分の入場券を再印刷するとなれば、1駅あたり1ロット1000枚だとすると、最低でも10万枚の切符を再印刷しなければなりませんし、「わがまちご当地入場券」は両面フルカラー印刷ですから、券売機のような感熱式の切符とはコストが段違いに高くつくでしょう。

発売から2年が経過しある程度需要を満たした状態で、10万枚単位で切符を再印刷したうえ、さらに値上げまで実施するわけですから、これを売って利益を上げていくのが容易ではないことは明らかです。

それであれば、これを機に新しい企画にリニューアルしよう・・・というのも、間違った判断ではないと思います。

 

 

私と「わがまちご当地入場券」の関わりと申しますと、当ブログを定期的に訪問いただいている読者の皆様はご存知と思いますが、現在連載中の企画「北海道放浪の旅」で収集を行った記録を綴っている最中でございます。

ネタバレをしますと、この旅でほぼ全駅の入場券を収集したのですが、唯一未購入の駅があります

その駅とは新夕張でございます。

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JR北海道ホームページより

なんで新夕張駅だけ持ってないの?と言いますと、実は新夕張駅で「わがまちご当地入場券」を発売開始したのは今年4月1日からなのです。

 

もともと夕張市の「わがまちご当地入場券」は夕張駅で発売していたのですが、今年3月31日で夕張駅を含む石勝線夕張支線が廃止されたことに伴い、発売駅が新夕張駅に変更されましたが、私が収集の旅を行ったのは2018年7月だったので、当時は夕張駅で発売していたのです。

新夕張駅の「わがまちご当地入場券」はわずか半年しか発売されないことになるので、ある意味貴重な入場券となるかもしれませんね。

 

私は年末に帰省した時に購入しようと思っていたのですが、9月末までに公私ともに北海道に行く予定はないので、残念ながら新夕張駅に直接出向いて買うことはできなさそうですねぇ。

地元の友人に頼むか、ヤフオクかメルカリで購入するか、ちょっと頭を悩ませているところでございます・・・。

 

 

そんなわけで「わがまちご当地入場券」の発売期間も、残すところわずか2か月となっております。

夏休み期間中、北海道の乗り鉄ついでに収集される方もおられると思いますが、1枚でも多く買っていただければと思います。

 

そして、来年から予定されている新企画の情報も楽しみに待ちたいですね。

続報があれば、当ブログでも取り上げたいと思います。