川崎鶴見鉄道録

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原生花園駅 北海道放浪の旅 11日目③

前の記事はこちら。

「流氷が見える駅」北浜駅 北海道放浪の旅 11日目②

 

北浜駅を後にし、続いて本来の目的地であった原生花園にやってきました。

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この原生花園駅は、毎年5月~10月の間だけ開業する臨時駅です。

通過したことは何度かありましたが、降り立ったことが無かったので、今回立ち寄ってみることにしました。

 

駅舎の中の様子。

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この日はお休みでしたが、ジュースや軽食を提供するお店が入居しているようです。

 

ホームの様子。

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臨時駅ということもあり、コンクリートブロック敷きの簡素な単式ホームです。

 

駅名標を記録。

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駅のすぐ横には、売店や駐車場を備えたインフォメーションセンターがあります。

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中には売店やレンタサイクル、観光案内所などが入居しています。

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鉄道利用でも、レンタサイクルを使えば周辺の観光も十分楽しめると思います。

 

そしてこの原生花園駅は、駅名の由来でもある小清水原生花園という国定公園の中にあります。

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原生花園」というのは、人の手によって造園したものではなく、自然のままの状態で野生の花々が咲き誇っている場所です。

北海道内にはいくつか原生花園が存在しますが、この小清水原生花園はそのなかでも最も有名な場所です。

 

そんな小清水原生花園の景色。

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この小清水原生花園は、オホーツク海に面した砂丘の上にあります。

土壌が塩分を含んだ砂地であることに加え、オホーツク海からの強い風により高い木々が生育しづらい環境なので、人の手を加えずとも植群の遷移が進まず草原地帯のまま保たれており、この厳しい環境で生き延びられる草花の楽園となっているのです。

訪れたときは、エゾスカシユリ・エゾキスゲハマナスが咲き誇っていました。

 

線路を挟んだ南側には、濤沸湖という湖があります。

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ここは渡り鳥が多く飛来するそうで、ラムサール条約にも登録されています。 

こちらの原生花園は、流氷シーズンの冬だと何も見えないと思いますので、夏シーズンに来ることをお勧めいたします。

 

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浜小清水駅 北海道放浪の旅 11日目④