川崎鶴見鉄道録

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水島臨海鉄道 国鉄型キハ4連の特別列車を撮る!! 2019水島臨海鉄道フェスタ遠征①

前の記事はこちら。 

土曜日にJR貨物 広島車両所公開イベントに出向いた後は、翌日曜日も鉄道イベントをハシゴすることに。

昨年はJR四国の多度津工場公開に出向きましたが、今年はこちらのイベントに初参戦することにしました。

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岡山県倉敷市にある水島臨海鉄道のイベント水島臨海鉄道 鉄道の日 記念フェスタ」でございます。

 

今回の舞台となります「水島臨海鉄道」ですが、実は全国各地の臨海鉄道で数少ない旅客営業も行っている路線のひとつです(ここ以外だと鹿島臨海鉄道のみ)。

しかも使用している車両は骨董品レベルの国鉄型車両ばかりという、なかなか興味深い路線なのであります。

 

貨物列車オタクな私としては、前々から貨物列車が走る路線としては目を付けていたものの、旅客車両にはあまり目を向けていませんでした。

ですが今年のイベントに合わせ、2013年までJR東日本久留里線で活躍し、その後転籍したキハ30・37・38形たちが、普段は見られない4両編成を組むという特別列車が運転されるとのことで、今回は水島臨海鉄道を初訪問してみることにしました。

 

まずは撮り鉄の前に、水島臨海鉄道ターミナル駅である倉敷市駅へ。

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水島臨海鉄道倉敷市駅は、JR倉敷駅に隣接していますが、コンコースは直接つながっておらず、敷地の一番端に駅舎があります。

 

今回はレンタカーを使って撮り鉄しますが、それとは別に切符を購入します。

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今回購入したのは、鉄道の日記念フェスタに合わせて発売されている「1日フリーきっぷ」という企画券です。

実は撮り鉄のあと、記念フェスタに合わせて運行される臨時列車に乗るつもりなのですが、臨時列車の乗車にはこの「1日フリーきっぷ」と整理券が必要なので、乗り鉄用に購入した次第です。

 

また今回、フリーきっぷとは別に常備券による普通乗車券の発売も開始したとのことで、それもあわせて趣味発券してもらいました。

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JRの常備券に準じた様式で、なかなかの物ですね。

そもそも路線が短いため常備券も上記の4口座しかなく、全部買っても1000円そこそこなので、全口座購入しておきました。

 

切符を買った後は、いよいよ撮り鉄へ移ります。

今回運行される特別列車は、倉敷市駅水島駅の片道と、水島駅東水島駅を2往復する予定となっていましたが、初便である倉敷市駅発の列車の前に、車庫がある倉敷貨物ターミナルからの送り込み列車が設定されていました。

まずはその送り込み列車を球場前駅の近くの踏切で狙います。 

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列番不明 キハ30 100+キハ37 103+キハ37 101+キハ38 104

なんと都合が良いことに、一番撮りたかったキハ30が先頭でやってきました!!

光線もばっちりでオマケにヘッドマークまで付いていて、この1枚が撮れただけで来た甲斐があったというものです (^o^)

 

このあと4連は倉敷市駅で折り返して来るのですが、送り込み列車が少し早目の時刻に運行された関係で、そのまま倉敷市駅には入らずに駅横の留置線にて、しばらく待機する運用となっていました。

というわけで、私もキハ4連を追っかけに留置線へ向かいます。

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すぐ横に公道が走っておりフェンス越しに簡単に撮影できたので、ちょっとした撮影会状態になっていました。

ただ、編成の真ん中にビル影がガッツリ被っているのが惜しかったです・・・。

 

留置線での撮影もそこそこで切り上げ、続いては浦田駅弥生駅の地上区間で初便を撮影します。

まずは練習電を何枚か撮影。

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列番不明 MRT302

こちらは水島臨海鉄道の主力車であるMRT300形気動車です。

MRT300形は、新潟鐵工所の地方鉄道向け標準気動車「NDCシリーズ」なので、全国各地で兄弟車両が多く活躍しております。

そのため、なんとなく「どっかで見たことがある顔」という印象が強いので、被写体としてはあまり魅力的ではないですかねぇ。

 

続いてもMRT300形の列車。

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列番不明 MRT305

こちらのMRT305号車には、ヒマワリ模様の特別塗装が施されていました。

 

でもってメインが登場。

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列番不明 キハ38 104+キハ37 101+キハ37 103+キハ30 100

ここでは各車両の特徴を捉えるため、サイド重視の構図で撮影。

こう見ると編成内で、塗装やドア数が統一されている車両が1組も無い、バラバラにもほどがある不思議な編成というのがわかりますね。

 

このあと4連は水島駅に停車し、1日フリーきっぷに付いてくる整理券を持った人のみが乗車できる、特別列車となって東水島駅に向かいます。

その水島駅での停車時間を利用して先回りし、水島駅東水島駅の製鉄工場横にある有名撮影地で特別列車を撮影します。

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列番不明 キハ38 104+キハ37 101+キハ37 103+キハ30 100

水島駅東水島駅は旅客営業を行っておらず、普段この場所では貨物列車しか撮影することが出来ません。

しかも、東水島駅に一般旅客を乗せた列車が乗り入れるのは今回が初めてだそうで、とても貴重な光景となったようです。

 

ちなみに冒頭に記した通り、今回の特別列車に充当された4両の気動車は、2013年までJR東日本久留里線で活躍していた車両です。

過去の写真を漁ったところ、4両のうち3両は久留里線時代の姿を記録していたので、今回は蔵出しという形でご紹介しておきます。

キハ38 104(キハ38 1003)

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下り方の先頭に立っていたキハ38 304は、JR東時代は「キハ38 1003」という車番を名乗っており、水島臨海鉄道への移籍時に、現在の車番に改番されております。

この写真は木更津駅で発車待ちをしている姿を捉えたもので、このあとこの列車に乗り込んで久留里線乗り鉄を行いました。

 

キハ37 101(キハ37 1003)

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上り方2両目についていたキハ37 101は、JR東時代は「キハ37 1003」という車番を名乗っており、上述のキハ38 101と同じく水島臨海鉄道への移籍時に、現在の車番に改番されております。

この写真は、この列車に乗り込んで久留里線乗り鉄しているとき、久留里駅で交換待ちがあったのでそのとき撮影したものですね。

 

キハ30 100

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上り方先頭に立っていたキハ30 100は、前述の2両とは異なりJR東時代から改番せずに当時のままの車番で運用され続けています。

この写真はキハ37 101の写真の反対側から撮ったものなので、今回の特別列車では奇しくもこの時と同じく、キハ30 100とキハ37 101が隣り合って連結されたようです。

この時はキハ30への乗車が目当てで久留里線を訪れ、たしか2本くらい見送ってこのキハ30 100に乗り込んだ記憶があります。

 

とまあ、久留里線時代の写真をご紹介しました。

塗装や車番は変わってしまいましたが、遠く離れた岡山の地で縁のあった車両に再会できて、ちょっと嬉しかったです。

 

 

といった感じでかなり早いですが、これにて今回の撮り鉄は終了です。

お目当てのキハ4連を全カット良き光線にて無事撮影できたので、大満足な成果が得られました (^o^)

 

撮り鉄のあとは乗り鉄にシフトして、今度はキハ4連を体で堪能します!!