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前回に引き続き、奇跡の代走となったDD51牽引のセメント列車を狙います。
四日市のセメント列車は、三岐鉄道東藤原駅~四日市港駅の間で、1日最大5往復運転されています。
そのうちJR区間は、愛知機関区のDF200やDD51が牽引を担いますが、JR区間となる富田駅~四日市港駅はわずか10km程度なので、1台の機関車が数時間おきにピストン輸送する運用となっています。
というわけで、前回は四日市港駅行きの積載列車を撮影したので、今回は四日市港駅から戻ってくる返空列車を狙うことに。
今回は有名撮影地である、四日市駅北側にあるカーブにて撮影。
いきなり今回のメインです。
エンジンを吹かしながら、四日市駅の貨物側線からポイントをジグザグと渡り、本線に転線してきます。
5362レ DD51 857
この場所は南南西向きの構図となるため、この日のようにバリ晴れだと5362レはド逆光になりますが、まあこれはこれで良いでしょう。
さらに引き付けてもう一丁。
北海道生まれの私にとって、DD51といえば旋回窓付きの重厚なA寒地仕様ですが、暖地形も悪くないですね。
お目当ての列車は無事に撮影完了しましたが、あえて逆光となるこの場所を選んだのには、もう一つの理由があります。
それがこちらの場所。
実はこのカーブ、線路を挟んだ反対側にはコスモ石油 四日市製油所の出荷場があるのです。
四日市駅にはセメント列車・コンテナ列車のほかに、主に長野県向けの石油列車も発着していますが、そのうち半分程度がこの出荷場で荷役を行っており、スイッチャーによる入換作業を敷地外から見物することが可能となっています。
そして期待通り、セメント列車待機中に入換作業を行ってくれたので、こちらも記録できました。
荷役作業は、日本通運が受託しているようですね。
といった感じで、セメント列車のほかコスモ石油専用線の入換作業も記録完了。
ですが奇跡のDD51代走、これで終わるには勿体ないので、次回も追いかけます。