前の記事はこちら。
まずは駅舎をパチリ。
立派な駅舎がありますが、津市市役所の出張所や地区センターと同居する形となっており、伊勢奥津駅自体は無人駅の扱いとなっています。
建物の大半は地区センターが占めており、駅としての機能は待合室のみ。
待合室の壁には、名松線の観光案内や古い写真が掲示されていました。
列車到着に合わせて、コミュニティバスが接続していました。
コミュニティバス以外にも、国道422号線経由で名張駅へ抜けるバスもあるようです。
駅前の様子。
ごく普通の田舎集落という感じで、特筆すべきものは無かったです。
名松線の建設経緯を知らないと「なんでここを目指して線路を敷いた?」と思うかもしれませんね。
駅舎の横には、観光案内所がありました。
2016年の名松線復旧を見越して、2014年にオープンしたそうな。
特産品のほか、名松線グッズなども色々売っていました。
駅の奥には、蒸気時代に使用されていた給水塔が残されています。
ツタが絡まったまま放置されているのが、哀愁を誘いますね。
といった感じで、わずか30分でしたが伊勢奥津駅周辺の見物を終了。
盲腸線のため接続する路線が無いので、折り返し列車に乗って松阪駅に戻ります。
16本目 名松線 414C 松阪行き 伊勢奥津(15:08)⇒松阪(16:34)
当たり前ですが、行きで乗ってきた車両と同じです。
乗り込んだら誰もいなかったので、ついでに車内も撮影。
キハ11形300番台はセミクロス配置で、座り心地も悪くないです。
おそらく、伊勢奥津駅に来ることはもうないだろうと思ったので、記念に整理券も貰いました。
そうこうしているうちに、列車は定刻に伊勢奥津駅を発車。
伊勢奥津駅発車時の乗車率は、私を含めて3名だけでしたが、ほか2名は行きの列車でもご一緒した同業さんだったので、地元客は誰もいませんでした。
伊勢奥津駅を出発したころには雨もやみ、ところどころ晴れ間が差してきました。
途中の駅間では、撮り鉄と思しき人の姿も。
平行して流れる雲出川。
川底がしっかりと見えるので、水質はかなり綺麗なようですね。
鮎釣りができる川としても有名だそうです。
山を下って、家城駅に到着。
ここで列車交換を行うため、しばしの停車。
松阪駅から対向列車が到着し、スタフの授受が行われます。
スタフ授受を終えて、松阪駅へ向けて出発。
松阪駅に近付くころにには、完全に天気も回復しました。
前々回の記事で松阪駅を出発してから3時間半、名松線を往復して松阪駅に戻ってきました。
16本目 名松線 414C 伊勢奥津⇒松阪
乗車時間:1時間26分
移動距離:43.5km
次回から、2日目最後の路線へ向かいます。