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高山駅散策を終えて、いよいよ「旅のゴール地点」へ向かいます。
48本目 高山本線 1831D 猪谷行き 高山(17:51)⇒猪谷(18:59)
本来は1本前の1829Dに乗る予定だったので、2時間遅れで高山駅を出発です。
一応「見かけ上は」定刻出発となるのですが、実は約1時間前に出発する飛騨古川行き1855Dを運休させ、その車両を1831Dに振り替えた列車であるので、高山本線全体で見ると1本運休させてダイヤを回復させたことになります。
そんな犠牲?のおかげで、1831Dは定刻通り高山駅を発車。
乗車率は、各列窓側が埋まる程度でした。
乗車早々、お腹が空いたのでおやつタイム。
高山駅の売店で売っていた、コーヒーと串団子セットで一服です。
この旅で初めて知ったのですが、飛騨地方では砂糖醤油ではなく醤油のみで焼くため甘みが無く、名前も「みだらし」と濁るそうな。
また一つ、勉強になりましたねぇ。
車窓には、のどかな里山の風景が続きます。
18時を回り、大分日も暮れてきましたね。
飛騨古川駅に到着。
飛騨古川駅周辺は、2016年に公開された映画「君の名は。」の舞台になった場所で、公開から3年たったこのときも、聖地巡礼と思しき人がボチボチ見られました。
そのためか観光客がドッと降りてしまい、車内は数人を残しガラガラ状態に。
向かいのホームには、名古屋方面の「ひだ」を待つ大勢の乗客。
外人さんもちらほら見られ、遅延の影響を受けて大変そうですね。
飛騨古川駅を出発すると、青空が見えてきました。
ようやく台風の影響も過ぎ去ったようです。
飛騨細江駅で富山駅発の「ひだ20号」と交換。
10分ほどの遅れだったので、ダイヤ乱れも大分解消してきたようですね。
飛騨細江駅を過ぎると一気に険しくなり、岐阜県と富山県の県境越えを行います。
このあたりは、宮川とピッタリ寄り添うように線路が敷設されており、橋梁やトンネルを交えながら進んで行きます。
富山県境に近付くころには、日没を迎えました。
そして岐阜県内最後、かつJR東海管理駅で最北の駅である杉原駅に到着。
そして長いトンネルで県境を超え、ついに猪谷駅到着のアナウンスが流れます。
そして列車は定刻通り、終点の猪谷駅に到着。
48本目 高山本線 1831D 高山⇒猪谷
乗車時間:1時間8分
移動距離:52.8km
そして猪谷駅到着をもって、今回の旅の目標である
JR東海 全線完乗を達成!!
することができました (^o^)
今回の旅は、2017年にJR東日本 完乗を目標に敢行した「信州東北ローカル線 乗り鉄の旅」に比べると日程自体は緩かったのですが、今回は台風に振り回され続けたこともあり、精神的にはきつかったです・・・。
特に前日は想定以上に計画運休の範囲が大きく、予定がズタボロになってしまい目標達成に不安が募りましたが、なんとか完乗できてホッとしました。
これでJR北海道・JR東日本・JR東海と、JR全線のうち東半分を乗り潰すことが出来たので、今後は西日本各地、特に中国地方と九州地方北部は未乗路線が多いので、それらを中心に乗り鉄旅をしたいと思います。
そんなわけで旅の「目標上の」ゴール地点には無事到着しましたが、こんな山奥で一泊する気は無いので、今宵の宿へ向けて乗り鉄を続けます。