川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

中愛別で石北ラッセルを撮る 道北ラッセル遠征②

前の記事はこちら。 

 

蘭留跨線橋で宗谷南線ラッセルを撮影した後は、いったん宗谷本線を離れて石北本線沿線へと移動します。

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グーグルマップより

前の記事でも言及しているとおり、定期ラッセル列車は宗谷本線だけでなく石北本線でも運転されていますが、2020年度のダイヤでは宗谷南線ラッセルの約40分後に石北ラッセルが旭川駅を出発するスケジュールとなっております。

そして宗谷本線と石北本線は、宗谷本線 蘭留駅~石北本線 伊香牛駅までは3kmほどの間隔で平行しているため、宗谷南線ラッセルを蘭留付近までの区間で撮影すると、石北ラッセルを掛け持ちすることが可能なのです。

もちろん、宗谷本線を北上して宗谷南線ラッセルを追いかけることも選択できますが、本遠征では翌日以降たっぷりと宗谷本線に張り付く予定だったので、今回は石北ラッセルへ転戦することにいたします。

 

定刻通りであれば、宗谷南線ラッセルを蘭留付近で撮影した場合、当麻駅以北で迎え撃つことが可能です。

ただ今回は、本命ポイントである中愛別駅付近の跨線橋を事前にロケハンしたかったので、石北ラッセルはそこ一発に絞って挑みます。

 

構図も決まり列車を待ち構えていると、予想外な車両が・・・

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通常石北ラッセルは、進行方向左側に雪を跳ね飛ばす「複線型」が充当されるのですが、やってきたのは両方向に跳ね飛ばす「単線型」の車両。

ご一緒した方によると、今シーズンは複線型のDE15に故障が相次いでおり、かつ函館本線の山線ラッセルに複線型を優先的に充てている関係で、石北ラッセルに単線型が多く充当されているとのことです。

ちょっと肩透かしを食らった格好になりましたが、後年振り返るとこれはこれで貴重な記録になるかもしれませんね。

 

とはいえ、前回の蘭留跨線橋よりも雪の状態が宜しいようで、なかなか美しい跳ねっぷりを披露。

私も夢中でシャッターを切り続けます。

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雪551レ DE15 2521

夕暮れの逆光気味な光線効果もあるのでしょうが、まるで粉雪の羽衣を纏っているかのような「美しい搔き」でした。

機関車が見えないほどの大迫力な「爆雪」も魅力ですが、巻き上げられた粉雪の繊細な舞を表現するには、これくらいの積雪量のほうが理想的かもしれませんね。

 

 

このあとも雪551レを追っかけることも可能ですが、私はこれにて打ち止め。

晩御飯を食べるため、旭川市内へと移動します。

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やってきたのは、北海道ではお馴染みの餃子チェーン店である「みよしの」。

毎年実家に帰省すると一度は食べに行くのですが、今年の正月は帰省できず食べ損ねたので、意気揚々と馳せ参じたわけであります。

 

みよしのの定番、ぎょうざとカレーを発注。

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久々の故郷の味、美味しゅうございました (^o^)

 

そんな感じでお腹も満たされたのが18時半ごろだったのですが、本日の宿泊地は240km離れた「日本最北の街」である稚内市

旭川市内の時点で、道中はすでに軽い吹雪&圧雪アイスバーン状態なうえ、ナビにホテルをセットすると到着時間は6時間後の深夜1時半と、軽く失神寸前に・・・。

 

と言っても今日中に稚内市に行かないと、明日以降の行程に影響が出るので、地獄の行軍を敢行。

途中で何度もブリザードをお見舞いされ軽く命を狙われましたが、なんとか凌いで約4時間で走破し、無事に稚内市のホテルに到着。

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久々に雪道を長距離運転したので、背骨がバキバキになりました・・・。

 

今回はドーミーインに泊まったので、普段であれば1時間以上お風呂に入り浸ったのち一杯やるところですが、さすがにそんな元気は残っていなかったので、あっさり目で風呂を上がってそのまま就寝。

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シングル予約だったもののツインの部屋をアサインされ、ちょっとお得でございました。

 

といった感じでこれにて初日が終了。

2日目からは、本格的に宗谷ラッセルを撮影します。