川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

廃止間近の秋田臨海鉄道を撮る その1 日本海撮り鉄遠征③

前の記事はこちら。 

 

秋田港線の撮影を終えた後は、いよいよド本命である廃止間近の秋田臨海鉄道の貨物列車撮影へと移ります。

秋田臨海鉄道にはいくつか撮影地がありますが、相変わらず傘を差していても濡れるほどの強雨だったので、車を近くに寄せられる国道7号線沿いの踏切ポイントにて撮影することにしました。

 

というわけで、私にとっての秋田臨海鉄道のファーストショット。

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22レ DE10 1251

秋田臨海鉄道の機関車は、国鉄DD13ベースのDD56と元JRのDE10が在籍していますが、この日はJR北海道から移籍してきたDE10 1251号機が運用に付いていました。

JR貨物所属のDE10国鉄色はもはや絶滅危惧種に近いので、DE10国鉄色が貨物列車を牽引するという光景も珍しいものとなってしまいました。

 

コキ4両という短い編成の22レは、秋田港駅へと走り去って行きました。

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私も秋田港駅へ追いかけます。

 

秋田港駅へ着くと、入換作業が始まったところでした。

まずは土崎駅方へ引き上げて、奥側の線路へと転線。

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そのまま駅の奥へコキを押し込んでいきました。

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・・・と思ったら、荷を解放せずすぐに戻ってきました。

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よく見るとコキが3両増えており、あらかじめ留置していたコキをお尻に連結したようですね。

 

今度は連結したコキを先頭に駅構内へ戻り、前回記事の入換作業で組成した空コキの元へ移動して、そのまま連結しました。

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連結を終えると、編成全体をさらに駅構内へと押し込みます。

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・・・と思ったら、今度は最初に増結したコキ3両を置き去りにして、再び土崎駅方へと引き上げます。

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どうやらこれは、駅構内に置いてあった積載コキと空コキを合体させるための入換作業で、作業省力化のため22レで牽いてきた荷を連結した状態で作業を行ったっぽいですね。

 

結局22レのときの状態に戻って、駅構内へと進入していきました。

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秋田港のランドマーク「ポートタワーセリオン」と絡めたカットもいただきます。

 

DE10 1251による入換が終わったと同時に、今度は駅構内からDE10 3510号機が姿を現しました。

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土崎駅方に引き上げたのち、先ほど組成した空コキたちの元へと移動。

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どうやらこの貨車たちが、このあと秋田貨物駅へ向かう列車の荷となるようですね。

 

20分ほどで秋田貨物駅行きの列車が出発するので、私も前回も陣取った市民体育館横の踏切へと移動して撮影します。

まずは秋田港にある大きな風車と絡めて一葉。

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雨は上がったものの空が渋いのと、踏切用器具箱がかかっちゃいました。

 

引き続き風車をねじ込みながら、編成写真もいただきます。

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構貨2レ DE10 3510

切り位置で風車が良き角度に来てくれて良かったです。

積載率はさほど良くないですが、積載コキが前側に寄ってくれたのも助かりました。

 

列車は秋田貨物駅へ向けて走り去って行きました。

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私は追いかけずに秋田港駅へ戻ったのですが、構貨2レ出発後にDE10 1251による入換作業が再開しておりました。

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先ほどは積載コキが4両あったのですが、いつのまにか2両に減っていました。

秋田港駅のコンテナホームで切り離したんでしょうかね?

 

・・・と思ったのもつかの間、今度は前回記事の入換作業で駅構内に置き去りにしていた積載コキと残りの2両を連結。

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連結を終えると土崎駅方に引き上げたのち、駅構内へと押し込んでいきました。

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今回の入換作業はこれで終了。

単体だと単純な入換作業にしか見えませんが、ちゃんと追っていくと前回ご紹介した朝の入換作業と連動しており、結構面白かったですね。

 

 

といった感じの一連の入換作業に加えて、構貨2レが秋田貨物駅へ出発したことにより、秋田港駅構内は随分とすっきり整理され見通しが良くなりました。

しばらく列車の発着も無く動きがなさそうなので、次回は秋田港駅構内をじっくりと見物することにします。