川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

片パン姿の銀ゴトーを狙う 日本海撮り鉄遠征⑥

前の記事はこちら。 秋田臨海鉄道の撮影を終えて、続いてはJR線の撮影へと移行します。

 

この日の夕方は男鹿線用キハ40系を狙う計画を立てていたのですが、男鹿線に向かうにはちょっと時間が早すぎたので、奥羽本線に寄り道して時間を潰すことに。

というわけで、秋田港駅から国道7号線を北上し大久保~羽後飯塚のストレートへと向かいました。

 

まずはお目当て1本目。

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2044M「つがる4号」

最初のお目当ては青森駅秋田駅を結ぶ「つがる」というか、JR東日本で唯一の交流専用特急車両であるE751系です。

「つがる」に充当されているE751系は、東北新幹線新青森開業までは485系や789系とともに新幹線連絡特急として大活躍していましたが、新青森開業後は「つがる」の3往復にしか充当されておらず、個人的には「JR6社で最も地味な特急車両」と勝手に思っております (^_^;)

そんなわけで、関東在住の私としては走行シーンの撮影機会など皆無ゆえに、今回の遠征で1発撮っておきたいと思っていた車両でしたが、いい具合にお天気も回復して良き光線で記録することが出来ました。

 

「つがる」に続いて普電が通過。

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1656M

5両編成ってのは、秋田地区では割と長めなんじゃないでしょうかね。

 

そしてここでの本命が登場。

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4094レ EF510-509

今回の本命は、元カシオペア牽引機のEF510-509号機が牽く貨物列車です。

この4094レは定刻だとお昼ごろに通過する列車なのですが、定刻だと前回記事の秋田臨海鉄道23レと時間帯が近く、八柳踏切で掛け持ちするのがタイトだなぁと撮り逃しを懸念していた列車でした。

ところがこの日は3時間ほど遅延してくれて、より良き撮影地・光線にて仕留めることができ、とてもラッキーでありましたな。

 

そしてこの列車を撮りたかったのは、単に銀ゴトーが充当されたというだけでなく、これまた関東在住の私としては縁遠い「片パン姿のEF510」を撮りたかったというのも大きな理由でした。

御存知の通り、交直流機関車は交流区間では後方のパンタグラフのみ使用するのですが、厳密には「直流→交流のセクションを超えて最初の停車駅」または「交流→直流セクションに入る直前の停車駅」でパンタグラフの上昇・下降を行います。

なので単に交流区間ならどこでも片パンになるわけではなく、新潟・糸魚川周辺や福井南部の交流区間では「交流なのに両パン姿」で走ることがよくあります。

それゆえに「片パン姿のEF510」を確実に狙おうとすると、羽越本線酒田以北や石川・富山県内など、関東からは少々遠い土地まで出向かねばならないので、是が非でも仕留めておきたかったというわけでございます。

 

 

というわけで、無事に片パン姿の銀ゴトーを撮影できたので、ここでの時間潰しはこれにて終了。

このあとは男鹿線沿線へ移動し、引退間近のキハ40系を狙います。