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2日目最初のターゲットは、本遠征の大本命であるJR北海道H100形とJR東日本GV-E400形の異種併結甲種列車です。
甲種列車は9時ごろに酒田地区を通過するダイヤ設定でしたが、今回は9月上旬という雑草の成長がピークを迎えている季節ゆえ、まずは事前に目を付けていたポイントを早朝からロケハンをすることに。
東酒田駅付近の田園地帯で比較的足回りがすっきりしているポイントを見つけたので、甲種列車の撮影ポイントは早々に決定。
おかげで甲種列車まで時間を持て余したので、近くの別のポイントにて羽越本線を撮影して時間つぶしをします。
4M「いなほ4号」
822D
こちらは先立って新潟地区に投入された片運転台使用のEV-E401・402形。
EV-E400系の実物を見たのは今回が初めてでした。
4060レ EF510-14
赤ゴトーの片パン姿もいただきました。
このあとはド本命の甲種列車撮影へ。
いったん東酒田から離れて、西袋駅~余目駅の吉岡踏切で1回目の撮影です。
8561レ EF510-510+H100-28~39+GV-E400-10
今回の甲種列車は、JR北海道向けのH100形が12両、JR東日本向けのGV-E400形が1両の合計13両が輸送されました。
単行形の気動車が13両も一気に発送されるのも滅多にありませんが、特筆すべきは異なる会社向けの新製車両を併結して輸送したということ。
今回は両車とも神戸市の川崎重工業が製造元、H100形は札幌市の苗穂駅まで、GV-E400形は秋田駅までと輸送ルートが完全に同一方向なので、相乗りするのは合理的ではあります。
それに加え、H100形とGV-E400系はほぼ同構造の兄弟形式であるのも、異種併結輸送を可能にした要因なのかもしれませんね。
しかも今回は吹田(タ)からの牽引機に、元カシオペア牽引機の510号機が抜擢。
荷だけではなくカマもネタ機が投入されるという、まさにネタづくしの甲種列車となったので、沿線は大賑わいとなっておりました。
このあと甲種列車は余目駅で運転停車するため、私はその時間を利用して甲種列車追い抜き、朝に目を付けた東酒田付近の田園地帯にて2発目の撮影を。
たわわに実った稲穂と青空のコントラストが美しかったです。
久々にPLフィルターが大活躍しました(笑)。
最初のポイントでは動画も回していたので、あわせてお楽しみくださいませ。
といった感じで、本遠征の大本命であった異種併結の甲種列車撮影は終了です。
今回はこの列車の撮影のため遠征を敢行したようなものでしたが、前日から一転して晴天にも恵まれて、満足な成果を得ることが出来ました。
いやぁ~、わざわざ庄内まで足を運んだ甲斐があったというものですな。
このあとは、前々から気になっていた貨物支線へと足を延ばします。