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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑤ 「取り残された」気仙沼線
撮り鉄記事やらイベント記事やら模型記事に押し出されて、すっかり等閑になっているこのシリーズ。
計7日の旅行記のうち、1ヶ月半かかって2.5日分しか更新していないので、隙をみて更新を進めたいと思います。
なんとか年内に終わらせたい・・・。
前回の記事でも触れましたが、気仙沼線は東日本大震災の影響で、柳津駅から先は不通(鉄路は実質廃線)となっています。
線路もすっかり赤錆びています。
信号機は赤を現示していますが、これが青に変わることは二度とないのでしょうか。
跨線橋をあがるとBRTのりばの表記がありました。
BRT化してずいぶん経つはずですが、印刷用紙+テープ貼りという簡素な案内です。
駅舎を撮影
・・・と思ったら、物産館でした。
一応、とってつけた様に「JR柳津駅入口」と表記はしてありますが・・・。
BRTの発車時刻までしばらくあったので、物産館の中に入って販売品をしげしげ物色していると、店員さんから「鉄道ファンの方ですか」とお声がけ。
一眼レフを首からぶら下げといて「違います」と否定するのも間抜けなので「そうです」と返答。
そこから世間話をしていると「珍しい切符があるけど買いませんか」と言われたので見せてもらうと
出てきたのは補充式回数券でした。
料補かせいぜい金額式常備券だろうと思っていたら、思わぬ大物出現でびっくり。
しかもご丁寧に「BRT」の表記までありました。
一時期、乗り鉄ついでにこういった補充券や料補を買っていたことがあったので、久々に趣味発券してもらいました。
左から順に
・BRT線内⇔BRT140円区間小人用(発駅印字・着駅スタンプ)
・BRT志津川⇔BRTベイサイドアリーナ小人用(発駅・着駅ともスタンプ)
・BRT線内⇔BRT140円区間(発駅・着駅とも印字)
・ついでにPOS券でBRT柳津⇒BRT陸前横山
を購入しました。
BRTの表記があるということは当然震災後に製作されたわけですから、割と最近登場した様式ということになります。
折れないように厚紙でできたパンフレットをいただくなど、店員さんはとても親切な方でした。
店員さんによると、18切符や北東パスシーズンは2~3日に1人くらい収集目的で買いに来る方がいるんだとか。
私のように切符購入が目的で来た人じゃないのに、これだけ買ってくれる人は珍しいそうです。
まあ、私も以前はオレカとか切符を集めていた時期があったので、収集家気質は持ち合わせているのですが。
思わぬ収穫を得て、柳津駅を後にしました。
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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 3日目⑦ BRT気仙沼線で被災地を行く その1