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信州東北ローカル線乗り鉄の旅 4日目⑥ 奥羽本線で再び山形へ
次の列車まで、新庄駅を探索します。
まずは新庄駅の北側にある機関庫。
約10年ぶりに見ましたが、思ったよりもくたびれていなく安心。
取り壊されていないだろうか・・・と心配していたのですが、平成20年に近代化産業遺産に指定されたようで、その心配は無用だったようです。
駅舎内には「新庄まつり」の装飾が施されていました。
なんでも、この新庄まつりはユネスコの無形文化遺産に登録されているんだとか。
まあ、あまり興味はないですが。
駅舎もパチリ。
列車の出発時刻が迫ってきたので、ホームに戻ります。
31本目 奥羽本線 2453M 秋田行き 新庄(17:09)⇒秋田(20:12)
なんと、乗ってきた列車で奥羽本線を引き返します。
横手~大曲間が未乗区間として残っているというのもありましたが、陸羽西線→羽越本線で秋田に行くと、列車の接続が悪く秋田到着は23時過ぎ・・・。
どうせ真っ暗で海も見えないし、おとなしく引き返すことにしたのでした。
列車は定刻に新庄駅を発車。
次にこの機関庫を見るのは、何年後になるでしょうか。
そのときまで、残っていてほしいものです。
言うまでもなく、車窓は1時間ほど前に見た風景。
退屈な時間が流れます。
新庄駅発車時点では座席のほとんどが埋まるほど乗客がいたのですが、途中の真室川駅で大量下車。
それ以降は、ガラガラとなりました。
及位駅に到着。
ここから再び県境を越えて秋田県へ。
来るときは気付かなかったのですが
この県境付近だけなぜか複線でした。
特に現在のこの区間など、特急も貨物も走らないローカル線に成り下がっているはずなのですが、複線が維持されていることが不思議に思えます。
西の空には夕日が差し
東に目をやると
西の山の影が東の山にくっきりと投射されています。
なかなか面白い光景を見ることができました。
列車は横手駅に到着。
3時間45分ぶりに横手駅に戻ってきました。
これだけの時間があれば、新幹線なら新横浜から広島まで行けます。
でも、私は横手~新庄を往復しただけ。
この無駄としか思えない時間を楽しめるのが、乗り鉄という人種なんだろうなと私は思います。
横手を発車するころには、あたりは真っ暗。
畑の向こうみえるのは、国道沿いのショッピングセンターかなんかでしょうか。
大曲駅に到着。
これで奥羽本線で未乗区間であった新庄~大曲を制覇し、奥羽本線の完乗を達成です。
そのまま終点の秋田まで乗り通し。
約3時間、701系で乗り通すのは堪えました・・・。
これにて本日の移動は終了です。
31本目 奥羽本線 2453M 新庄⇒秋田
乗車時間:3時間03分
移動距離:150.1km
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