川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 7日目⑩ 「日本最北の私鉄」津軽鉄道を行く

前の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 7日目⑨ 弘南バスの奥津軽いまべつ駅アクセスバスに乗る

 

乗継の列車まで、しばし津軽中里駅周辺を散策します。

まずは駅舎をパチリ。

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 違和感のある駅舎だな~と思ったら、9年前までスーパーが同居していたそうで。

たしかに、スーパーだと思えばしっくりくる造形です。

 

駅前の風景。

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めぼしいものは何もなかったので、駅舎の中でおとなしく列車を待つことに。

 

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駅舎の入り口には、北海道新幹線開業の広告がありました。

まあ、アクセスバスは前回お伝えした通りの結果となっておりますが・・・。

 

窓口で切符を購入します。

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なんと乗車券も入場券も硬券でした。

様式も秋田内陸縦貫鉄道で買った記念用のものとは違い、完全に日常用のものです。

しかも日付はダッチングマシンで入れ、それを改札挟で切るという硬券のあるべき姿がここでは完璧に残っております。

 

その後はホームを散策。

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なんだか書道チックな駅名標です。

面白くはありますが読みづらいので、駅名標としての本来の機能は損なっているような・・・。

 

こんなものもありました。

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ここ津軽鉄道は日本最北の私鉄だそうです。

北海道には私鉄が無いので当たり前なのですが、意識したことが無かったので思わずおおっと唸ってしまいました。

 

そんなことをしているうちに、乗車する列車が入線してきました。


51本目 津軽鉄道 104列車 津軽五所川原行き 津軽中里(15:20)⇒津軽五所川原(16:05)

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車両は津軽21形1両です。

そしてなにやらヘッドマークが付いています。

 

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「太宰列車」なる列車のようです。

車内に入ってみると・・・

 

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車内には太宰治ワールドが広がっておりました。

なんでも太宰治は現五所川原市の出身だそうです。

 

列車は定刻に津軽中里駅を出発。

乗車人数は5人ほどでした。

 

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線路に沿った電柱の大半は木造でした。

出発早々、ローカル線の匂いが充満しております。

 

列車は晴天の津軽平野を走ります。

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遠くの山には雲がかかっており、あの山の向こうに陸奥湾があります。

本当にあの山を境に天気が異なっているようです。

 

芦野公園駅に到着。

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ここで3人くらいの乗車がありましたが、車内はまだまだ余裕たっぷりです。

 

続いて金木駅に到着。

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ここは津軽鉄道線の途中駅で唯一交換可能な駅です。

 

そして、ここであるものを撮影するべく運転席横のかぶりつき席に移動。

撮影スタンバイが完了し、列車は金木駅を発車します。

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スプリングポイントの先に、お目当てのものが見えてきました。

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私が撮影したかったのはこれです。

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腕木式信号機でした。

実は津軽鉄道線は、日本で唯一腕木式信号機を営業線で使用している路線なのです。

津軽五所川原金木駅間はタブレット閉塞となっているのですが、その閉塞の両端にある津軽五所川原駅金木駅間の信号機には腕木式信号機が残っております。

腕木式信号機自体は全国各所に保存されていますが、「現役」で使われているはこの2駅のみです。

 

無事撮影を終えたところで、再び席に戻ります。

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夏らしい空の下、のんびりとした時間が流れます。

 

そして列車は終点の津軽五所川原駅に到着。

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津軽鉄道線も未乗線だったのですが、これにて津軽鉄道線の完乗を達成

また一つ完乗路線が増えました。

 

51本目 津軽鉄道 104列車 津軽中里⇒津軽五所川原
乗車時間:45分
移動距離:20.7km

 

次の記事はこちら。

信州東北ローカル線乗り鉄の旅 7日目⑪ 五能線を行く

 

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