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今回乗ったのは留萌13:30発の4930Dでしたが、往路の4925Dで乗ってきたキハ150-1が充当されていました。
4925Dで深川方に回送扱いでぶら下がっていたキハ54形は、留萌12:17発の4928Dで深川に戻ったようです。
方向幕は相変わらずの空白表示。
留萌どころか深川すら入っていないとは、完全に富良野線しか入れてないようです。
列車は定刻に留萌駅を発車。
乗車率は1ボックスに1組いるかどうか程度でした。
外は相変わらずの地吹雪です。
線路には所々に吹き溜まりができていました。
吹き溜まりに突っ込むと、450psの大出力エンジンを積んだキハ150形でも一瞬ガクッと振動が来て減速します。
これが半分以下のエンジン出力しかないキハ40形単行だったらどうなるか・・・。
そんなこともあり、留萌本線は基本的に250ps×2エンジンのキハ54形が充当されます。
峠下駅に到着。
4930Dも対向列車と待ち合わせを行うということで、列車の外へ。
駅名標には雪がびっしり付着していました。
反対側には立派な駅舎があります。
峠下駅は無人駅なのですが、冬季は保線員の詰所として使用するため駅舎が残っているそうです。
対向列車が到着したので、こちらも出発です。
「峠下」という駅名が付くくらいなので、ここからは峠越えを行います。
なんという名前の峠なのかわかりませんが、意外ときつそうな峠でした。
峠を越えて恵比島駅へ。
旅行客風の方が数人乗車してきました。
「すずらん」のロケ地めぐりの方でしょうか?
空知地方に入っても相変わらずの雪。
豪快に雪を跳ね飛ばしながら進む様は、なんだかラッセル車にでも乗っているようで楽しかったです。
架線柱が見えてくると、もうすぐ深川駅。
終点の深川駅に到着です。
留萌~増毛間が廃止されてから初めての訪問でしたが、生き残った区間に関してはあまり変わってなかったように思います。
しかし生き残った区間もいつ廃止宣告が出されてもおかしくない状況です。
なぜなら、JR北海道が発表した「当社単独では維持することが困難な線区」について公表されたデータでは、廃止決定となった新夕張~夕張間を除いた11区間中で
に次いで、3番目に輸送密度が小さい区間なのです。
そして気になったのが、留萌本線に並行して走る「深川留萌自動車道」の存在。
車窓から一部工事区間も見えたのですが大半はすでに完成しており、2019年度中に深川~留萌間が全線開通するそうです。
しかもこの道路は無料だそうで、この道路が完成したら沿線の道路事情はますます利便性が向上するわけで、それを機に留萌本線廃止という流れになるかもしれません。
今後も、留萌本線の動向には注視していきたいと思います。
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変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 1日目⑪ 初めての砂川駅訪問