前の記事はこちら。
変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 3日目② 移転工事が進む苗穂駅
やってきたのは森林公園駅。
今回の主役はこちら。
789系0番台の特急「ライラック」です。
「青函特急」時代の789系0番台
789系0番台は、もともと東北新幹線八戸開業に合わせて登場した青函特急「スーパー白鳥」用の車両としてデビューしましたが、2016年3月の北海道新幹線新函館開業により「青函特急」が全廃されたため本来の用途が消滅しました。
その後、札幌圏で活躍していた785系を置き換えるため札幌運転所に転属し、2017年3月より札幌~旭川間の特急「ライラック」として活躍しています。
というわけでまずは練習電。
現れたのは731系のG-120編成。
このG-120編成はG-121編成とともに731系の最終製造グループで、トイレが車椅子対応だったり、VVVF素子が721系5000番台と同じものだったりと、それ以前の731系とはちょっと違います。
まあ、北海道の鉄オタ以外には違いがわからないかもですが。
続いては特急「オホーツク」。
72D オホーツク2号
なんかすっきりしない写真となっていますが、実は直前に下りの「いしかりライナー」が猛スピードで通過してしまい、その雪煙のせいで白く濁ってしまったのです・・・。
雪のない季節だったら「ぎりぎり回避」だったんですがね。
そして本番。
3016M ライラック16号
本番は被らずに済みました。
札幌でこの緑色の789系を見るのは、とても新鮮です。
ちなみにこの特急「ライラック」は、11年前の2007年に一旦消滅した列車です。
消滅する前の姿がこちら。
今は無き781系が充当されていました。
横に並んでいるのは室蘭行きの「すずらん」なのですが、この2列車はどちらも14:30発でして、札幌駅を苗穂方面に同時発車して白石駅付近まで781系が並走するという、なかなかマニア向けなシーンが日常的に見られました。
そんな旧特急「ライラック」の最終列車には、私も乗車しました。
その「証」がこちら。
指定席は瞬殺だったため、自由席で岩見沢駅まで乗車してこの記念乗車証明書を貰ったように記憶しています。
「L特急」の響きもどこか懐かしいですね。
私個人としては新生「ライラック」は全くなじみが無いので、私の中の「ライラック」は781系のままです。
そんな昔話を披露したところで本筋へ。
「ライラック」撮影後は札幌方面へ戻ります。
やってきたのは、先ほど撮影したG-120編成とは対極のトップナンバーG-101編成。
G-101編成の先頭車にはローレル賞受賞プレートが付いています。
この731系以降、JR北海道の車両がブルーリボン賞やローレル賞を受賞したことはありません・・・。
まあ、以降の車両は似たような顔ばっかりなので致し方ないかな。
お隣の厚別駅で下車。
ここから徒歩で新札幌駅へ。
「はまなす」在りし頃、北海道&東日本パス所持者にはおなじみだった連絡ルートですが、日常でも十分使えるルートです。
ただ、冬道に慣れていない人にはお勧めできませんが。
お昼時なので新札幌駅で昼食。
体が冷え冷えだったので、改札口の前にあるラーメン屋に入りました。
ネギ味噌ラーメン(だったかな)を発注。
体の芯から温まって生き返りました。
次の記事はこちら。
変わりゆく北海道の鉄路を記録する旅 3日目④ 「わがまちご当地入場券」を集める その1