川崎鶴見鉄道録

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はじめての中古鉄道模型購入~TOMIXキハ261系 Tiltロゴを買ってみた

先日所用で横浜中心部に出向いた時、中古の鉄道模型を扱うお店に立ち寄ってみたところ、前々から欲しかった品がたまたま売っていたので購入してみました。

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賢明な鉄道模型の先輩方はこの包装紙を見れば買ったお店がわかるかもしれませんが、今回購入したのは「ホビーランド ぽち」という中古の鉄道模型専門店です。
秋葉原の店舗には何回か行ったことがありましたが、横浜にも有ったなんて最近まで知りませんでした・・・。

 

で、何を買ったかというと

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TOMIXキハ261系の旧塗装Tiltロゴ車です。
セット品6両がバラシ状態で売っていたのですが、中間のキハ260-1300はHETロゴ車両購入時に6両購入したので、今回は両端の4両だけ購入しました。

 

実車の写真がこちら。

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キハ261系1000番台は、2006年に当時「とかち」に使用されていたキハ183系を置き換える目的で登場した系列です。
キハ261系は先に登場したキハ283系で採用された制御付振子装置ではなく空気ばね式車体傾斜装置を採用し、先頭車両にはそれを表す「Tilt」のロゴがあしらわれました。

しかし、JR北海道の一連の不具合・不祥事を受けての特急列車減速処置を受けて車体傾斜装置の使用停止および撤去が行われました。
そのうえ順次新塗装への塗り替えも行われ、その結果今回のモデルとなった「旧塗装でTiltロゴを付けた車両」はすでに消滅したそうです・・・。

 

ちなみに、今回が人生初の鉄道模型中古品購入です。
一応、外観を吟味して問題なさそうだったので購入したのですが、電気的なことは見た目じゃわからないので、通電するまではちょっとドキドキです。

 

ということで早速開封。

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ライト類は問題なさそう・・・と思いきや

 

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733系3000番台同様ライトが全部白色ですねぇ・・・。
これはまた色差しをしないといけません。

それともう一つ気になったのは、ヘッドマークの明るさが先頭時と最後尾時で輝度が明らかに違うという点で、先頭時だけなぜか暗いのです。
上の写真はで分かる通り左側の最後尾時のほうが断然明るく、写真では右側に露出を合わせたので適正に見えますが、肉眼で見ると右側が明らかに輝度不足。
2両とも同じ傾向だったので、どうも製品の仕様のようです。

 

それと、フロントガラスの編成番号のシールが欠品状態でした。
別にいいやと買う時は割り切っていましたが、やはり無いと寂しい・・・。

 

続いて先頭部の造形とロゴを拡大。

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ATS表記などは省略されていますが、基本的にはHETロゴ車と同じく良い感じだと思います。


また、今回購入したものは限定品6両セットのバラシ品だったため、キハ260-1200がHETロゴセットの車両と作りが違います。

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上:HETロゴ基本セット(5次車がモデル)
下:Tiltロゴ限定品セット(3次車がモデル) 

今回購入した下の車両は客室窓1番右側の小窓が埋められており、上の車両はもともと小窓がありません。
これは、3次車投入時に1・2次車から座席を1列減らして洗面所と荷物置き場を追加する仕様変更を行ったのですが、仕様変更時には鋼体が出来上がってしまったため、余分な窓をステンレス板で塞ぐ対応を行った3次車がモデルになっているから。
ちなみに限定品と同時発売となったTiltロゴの通常品は1・2次車をモデルにしており、そちらは小窓がある形態が再現されているそうです。

 

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それと今回購入した品は、前回の持ち主さんがボディマウント式TNカプラーに交換してくれていました。
ラッキーと思いつつ、自分の手持ち車両(合計10両)もTNカプラー化しないと混結できないので、半強制的にTNカプラー化が決定したようなもんです・・・。

 

最後に手持ちのHETロゴ車と並べて一枚。

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Tilt車のほうが若干色が薄いです。
並べなければ気付かないレベルではありますが、塗装管理がいい加減な気が・・・。

それとTilt車のヘッドマークを「スーパー北斗」に交換していますが、ヘッドマークのパーツはHETロゴ車のものが共通で使用できるようになっています。

 

で、それよりも気になったのが

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左:HETロゴ車 右:Tiltロゴ車

HETロゴ車は「先頭時にヘッドマークが暗くなる」という事象が改善されているということです。

なんで?と思って車両を分解してみると

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ライトユニットについている導光体の突起が微妙に違います。

 

さらに細かく分解すると

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HETロゴ車両では、ヘッドマーク用の導光体のうち先頭時に光るLEDモジュールと接する面に突起を追加して集光率を上げる改良が施されているみたいです。
苦情が多かったのかは知りませんが、やはり先頭時と最後尾時の輝度の落差は気にしていたようですね。

この導光体もしくはライトユニットごとHETロゴ車のものに交換することでTilt車も改善できそうですが、これだけ分売しているんですかね?

 

 

といった感じで、初めての中古鉄道模型の購入レビューをお届けしました。

今回Tiltロゴ車を4両購入したので、HETロゴ車と合わせて我が家のキハ261系1000番台は総勢14両体制となりました。
新塗装はあんまり好きじゃないのでセット品を買う気は無いですが、中間車だけは買おうかななんて思ったりしているので、もうちょっと増えそうな予感・・・。

HETロゴ車も購入して以降手付かずのままなので、早急に整備を行って走らせられる体制を整えたいと思います。

 

以前購入したHETロゴ車両のレビューはこちら。

 

整備した記事はこちら。 

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