本題の前に
本日午前3時頃、わが故郷北海道を最大震度7の大地震が襲いました。
幸運なことに、札幌市にある私の実家は大きな被害もなく、家族にもケガは無かったとのことで一安心しました。
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
札幌市をはじめとする道央地方は「大地震が少ない土地」と言われており、私も20年ほど住んでおりましたが、大地震というのはあまり記憶がありません。
それは「札幌市で震度5弱以上を記録したのは観測史上初めて」だったということからも、紛れもない事実であったと言えるでしょう。
それ故に、こんな大地震が北海道で起こったことに驚きを隠せませんでした。
思い起こせば2年前、熊本地震の震源地であった熊本地方もそのようなことを言われていた記憶があります。
今回の地震のニュースを見たとき、なんとなくその時の記憶が蘇り「日本に大地震がこない土地など存在しないのだ」と改めて認識させられました。
そして神奈川県は、常に首都直下型地震の発生が囁かれる地震多発地帯。
明日は我が身と、改めて気を引き締め過ごしていきたいと思います。
そんなわけで、ここから本題に入ります。
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前回は初日の手痛いツケを払うべく「山線」の昆布駅を訪れましたが、4日目の本来のルートは長万部町から「海線」沿いに室蘭方面へ向かう予定でした。
というわけで、山の中にある蘭越町昆布駅から噴火湾沿いの豊浦町まで引き返したのですが、その道中に「インディアン水車公園」なるスポットがあったので寄り道してみました。
こちらのインディアン水車公園は貫気別川の隣にあります。
これがインディアン水車。
北海道外の方は「インディアン水車」という言葉すら聞いたことが無い人も多いかと思いますが、インディアン水車というのは川を遡上してきた魚を捕獲する機械で、こちらでは貫気別川を遡上してきた鮭の捕獲のために用いられています。
北海道内には千歳川にも同様の施設があり、ちょっとした観光地になっています。
水車は貫気別川と水路で接続されています。
水路の下流側と川が接続する場所には遡上してきた鮭を水路に誘導する柵があり、鮭は自然とこの水路に集まってきます。
水車近くの水路は、こんな感じで観察できるようになっています。
秋になると遡上してきた鮭がたくさん見られるそうですが、私が訪れた7月上旬は何もいませんでした・・・。
ちなみにここで鮭を捕獲するのは食用目的ではなく、卵を人工孵化させて放流するためです。
人工孵化事業は札幌市の豊平川などでも行われておりますが、これほど大規模に捕獲しているのは前述した千歳川とここくらいではないでしょうか。
鮭の遡上は、秋の北海道を代表する風物詩であります。
これから北海道を観光する予定がある方は、鮭を食べるだけじゃなくこういった施設を見学するとより面白いと思いますので、訪れてみてはいかがでしょうか。
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