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長野総合車両センター公開の翌日は、ちょっと乗り鉄旅をしてきました。
舞台となるのは、長野県と富山県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」です。
立山黒部アルペンルートのホームページより
「立山黒部アルペンルート」は長野県と富山県に跨る北アルプスの山々を貫く観光ルートで、長野県側は扇沢駅、富山県側は立山駅を起点とし、総延長37.2kmの路線を6つの個性的な乗り物を乗り継ぎながら北アルプスを横断します。
そんな「立山黒部アルペンルート」ですが、実は今年大きな変化が起こります。
今年度末をもって最も長野県側にある「関電トンネルトロリーバス」が廃止となり、来年度から蓄電池式の電気バスに転換されることが決定しているのです。
今回の旅は、もうすぐ見納めとなる「関電トンネルトロリーバス」を乗り鉄しようというのが目的であります。
まずは「立山黒部アルペンルート」の長野県側の起点である扇沢駅へ向かいます。
今回は長野市に前泊したので、長野駅東口から扇沢駅までの直行バスを利用しました。
東京から「立山黒部アルペンルート」へのアクセスは、「あずさ」などを使用して大糸線信濃大町駅から向かうルート(4時間半くらい)が最も有名ですが、実は北陸新幹線経由で長野駅から直行バスで向かうのが最速ルート(「かがやき」利用で3時間半くらい)であります。
ただし、料金的には中央本線経由のほうが2~3千円お安い模様です。
バスの切符は、東口バスターミナルに面したこちらのお店で発売しています。
観光路線だけあって、ちとお高めの料金設定です。
早速バスに乗り込みますが、ちょうど紅葉の季節を迎えた繁忙シーズンだけありかなりの盛況でした。
この日は日曜日ということもあり、今回乗車したバスは補助席まで使用したにもかかわらず積み残しが発生するほどの混雑でした。
しかしこの路線では日常的な事なのか、バス会社もすぐに増車を手配して続行便を出して対応していました。
この直行バスは予約制ではないので、窓側や複数人で隣り合った席を確保したい方は、早めに並ばれることをお勧めします。
私が乗車したバスは、定刻通り長野駅東口を発車。
まずは長野市郊外を西へ進みます。
良いお天気だったので、秋の信州の車窓もより一層楽しめそうです。
今回の直行バスは一応「特急バス」ですが、途中に停留所が設けられています。
実際に若干の乗降があったので、日常の路線バスとしての機能もあるようです。
ここでも数人の降車がありました。
信濃大町駅~扇沢駅には前述のとおりアクセスバスが走っていますが、今回乗車した長野行き特急バスは信濃大町駅~扇沢駅の区間利用はできないのでご注意を。
スノーシェッドで守られたつづら折りの山道をぐんぐん登っていき、標高が上がるにつれて木々の色づきもだんだんと濃くなっていくのがわかりました。
ようやく「立山黒部アルペンルート」のスタート地点にやってきました。
次回からが今回の旅の本番です。