川崎鶴見鉄道録

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TOMIX EF65 2089号機を買ってみた

本日は久方ぶりの鉄道模型購入レビューです。

今回取り上げる品はこちら。

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TOMIX 品番:7104 JR EF65 2000形電気機関車(2089号機・JR貨物更新車

 

9月にTOMIXから発売されたEF65PF型の2089号機仕様です。

本当は9月の発売直後に購入していたのですが、購入後は趣味の時間を山陰迂回貨物遠征やら鉄道イベント行脚に全力を注いでいたため、鉄道模型を触る時間が全く取れず今日まで開封すらしておりませんでした・・・。


実車の写真がこちら。

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EF65 2089号機はEF65PF型の6次車として製造され、製造当初は1089号機として落成したものですが、この機体最大の特徴は車体側面にある「蛍光灯」です。

 

JR貨物は機関車車体に広告をペイントすることで広告収入を得られないか?と考え、夜間走行時にも広告が見えるよう蛍光灯で車体側面を照らすことを考案し、EF65 1089号機に試験的に蛍光灯の追加改造を施しました。

しかし、広告掲載の計画は頓挫したため蛍光灯の追加改造は他機に波及せず、1089号機のみに施行された状態となり、その後の全検や2000番台化でも撤去されずに残置し続け、蛍光灯カバーは2089号機のシンボルとなりました。

 

てことで早速開封

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なんだか青が明るめなのがお分かりだと思います。

 

普通の2色更新(品番:9184)と並べると一目瞭然。

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青というより水色なのがわかりますね。
これは1089号機時代に広島車両所で更新工事を受けたとき、所謂「広島更新色」の水色を塗られた形態が製品モデルになっているためです。

その後2013年に大宮工場で全検を受けた際、一般的な大宮更新色と同じ色に塗り替えられたため、模型の姿は2000番台へ改番後から2013年に大宮工場へ全検入場するまでの姿となり、現行の姿とはちょっと違います。

ちなみに1089号機が2089号機に改番されたのが2012年5月で、大宮工場へ入場したのが2013年4月なので、わずか1年にも満たない短期間しか見られませんでした。
しかもその期間には休車指定された時期もあったため、実働で言うともっと短いことになりますね。

 

続いてサイドと屋根上。

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基本的な造形は貨物更新B(品番:9184)と同じようです。

 

続いてお顔を拝見。

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ヘッドライトはオレンジ色LEDです。

 

続いて細部をアップで。

まずは最大の特徴である蛍光灯カバー部から。

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モールドがあるだけですが、実車も蛍光灯が点灯しているわけでも無いので、こんなもんでしょう。

 

続いて運転台下の表記。

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このあたりはKATOと比べると一段落ちる印象ですね。
まあ「肉眼じゃほとんど見えない」と言われればそれまでですけど・・・。

 

続いては台車。

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こちらも更新車Bと同じものを履いています。
更新車Bでは台車エラーがありましたが、2089号機は当たり前ながら最初から修正済みです。

 

最後は付属品。

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・ナンバープレート(1089・2089)
・メーカープレート
・GPSアンテナ
・冷房ダクト
・無線アンテナ
・ホイッスル
・信号炎管
・手すり
・アンテナ用穴あけ冶具
・TNカプラー

が付いてきます。

 

特筆すべきはナンバーが1089号機と2089号機を選べるところでしょうかね。

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実車のプレートは1089がエッチング、2089が切り抜き貼りと作りが違うため、違いを再現するため数字の表現方法が異なります。

 

さらに1089・2089号機のナンバープレートは「もみじ色」と形容され、普通の赤色プレートよりも下地の赤が若干明るめとなっています。

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左:今回のプレート 右:品番9184付属の赤プレート

そのため品番9184に付属している赤プレート仕様から、きっちり色を変えて差別化しているようです。
なかなかいい仕事をしてらっしゃると思います。

 

 

といった感じでレビューをお届けしました。
基本的には更新Bの色違いと思っておけば良さそうです。

 

2089号機はネタ機と言えども正直地味な存在なので、まさか製品化されるとは思っておりませんでした。
個人的には結構撮影する機会が多い車両なので、晴れて製品化されて嬉しいです。

整備する時間はもう少し先にならないと取れないので、暫らくは眠って貰うことになりますが・・・、整備した暁には我が家の貨物列車牽引に大活躍してもらう予定でございます。 

 

TOMIX PF2000番台更新車Bのレビューはこちら。

 

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