突然ですが、皆様は京急線に「生麦」という駅があるのをご存知でしょうか。
横浜市鶴見区南部にある地名でありまして、日本史の授業で習う「生麦事件」が起きた場所でもあります。
そしてもう一つ、大手飲料メーカーでありますキリンが発売している「生茶」という緑茶をご存知でしょうか。
こちらはコンビニやスーパーで一回くらいは目にしたことがあると思います。
一見すると両者は全く関係ないのですが、実は生麦駅の近くには「キリンビール横浜工場」があり、さらに生麦駅と京急新子安駅間にはかつて「キリン駅」なる駅が存在したこともあるそうです。
そんな縁もあり、京急とキリンは以前より何度かタイアップ企画を何度か行ったことがある仲であります。
そして此度、京急とキリンが新たに「京急創立120周年記念 KEIKYU×KIRIN キリン生茶を買って旅に出よう!キャンペーン」を行うことになり、そのキャンペーンの一環として生麦駅が生茶風味になるというコラボが実現しました。
今回はそんな「生茶っぽい生麦」駅に行ってきたのでレポートをお届けします。
というわけで生麦駅にやってきました。
リラックマや北斗の拳とのコラボキャンペーンとは異なり、意外にも駅舎のサインは通常のままでした。
駅舎の中に入ると、さっそく改札口の横に「生茶コラボ」を発見。
生茶のラッピングがされた自動販売機があり、中身も最上段7本分を生茶が占拠するという生茶仕様でした。
これが全部生茶だったらもっと面白かったのですが(笑)。
ちなみに自販機で生茶を買うと、色々なグッズが貰えるようです。
スタンプラリーなども行っているようなので、詳しくは京急のキャンペーンサイトをご覧ください。
入場券を買って改札内へ入ると、こちらにも「生茶コラボ」を発見。
電照広告に「生茶っぽい生麦」の看板がありました。
かなりお似合いというか、違和感が全くなくて驚きです。
ラッチ内にも、キャンペーンのタペストリーがぶら下がっていました。
ラッチ内にはもう一つ「生茶コラボ」なものがあります。
こちらも改札外と同じ生茶仕様の自販機と思いきや・・・
この自販機で飲み物を買うと京急の車両との合成写真が貰えるというサービスがありました。
写真はLINE経由でスマホにダウンロードできるようです。
ホームに降りてみると、お目当てのものを発見。
1番線に「生茶っぽい生麦」の駅名標がありました!!
特別仕様の駅名標はリラックマや北斗の拳とのコラボでも行われていましたが、間違いなく一番似合っているのはこれだと思います。
そんな駅名標を近くで見ようとしたのですが、ここで重大な問題が・・・。
実は1番線は平日朝ラッシュ時間帯以外は閉鎖されているのです・・・。
生麦駅の下り列車は平日朝ラッシュ以外全て2番線に発着するため、平日の朝以外の時間帯および休日の1番線は通過専用となり、原則立ち入り不可となっています。
せめてコラボ期間中は立ち入れるようにしてほしいのですが、残念ながらそういった措置は無いようですので、近くで見たい方は平日朝にお越しください。
以上が「生茶っぽい生麦」駅の全容となります。
春に行われたリラックマキャンペーンと比べると物足りないかな?という印象もありますが、個人的には「生麦を生茶仕様にする」というのは理外の発想だったので、なかなか面白い取り組みではないかと思います。
こちらのキャンペーンは12月16日まで実施となっております。
今回ご紹介した以外にも様々な取り組みがあるようなので、ご興味がおありの方は是非ともご参加ください。