川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

移転開業した苗穂駅新駅舎を見物してきた①

先日の北海道帰省シリーズも、今回から最終シリーズです。

最後を飾るのは昨年11月に移転開業した苗穂駅で、私も早速見物してきたので苗穂駅新駅舎をじっくりご紹介したいと思います。

 

まずは南口から見物です。

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移転前の苗穂駅は地上駅でしたが、移転後は橋上駅舎になりました。

↓ 移転前の苗穂駅

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しかし駅前広場はロータリーがあるだけで、周囲はガラーンと空き地が広がっており、札幌駅の隣の駅とは思えぬとても寂しい風景・・・。

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といっても今回の駅舎開業は、実は苗穂駅再開発の第一期工事の段階。

将来的にはロータリーを挟み、地上25階建て90mのツインタワーが建設される予定とのことです。

 

駅舎の中に入ってみます。

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駅舎と言いつつ、建物自体は橋上通路と地上を繋ぐ昇降棟であり、本質的な意味での駅の機能は持っておらず、自由通路みたいな扱いになっています。

開業して2か月程度ということもあり、ピカピカですねぇ~。

 

エスカレータを上って橋上通路へ。

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通路壁は大型ガラス張りとなっており、外光が十分に差し込む明るい雰囲気です。

天井には、木の格子の装飾がなされています。

 

鉄道ファンには気になる、こちらの展望をチェック。

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かつてここには歩道橋があり、歩道橋からは苗穂工場の様子をうかがうことができたのですが、今回新設された自由通路からも同等の展望が可能です。

ただガラス越しでの展望となるので、上の写真のように余計なものが反射してしまうのが難点でしょうか。

 

自由通路を抜けて、今度は北口へ。

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北口および駅前広場は移転によって新たに誕生しました。

移転前はこの場所に歩道橋があり、苗穂駅に行くには歩道橋を渡り南側の道路を経由して5分弱程度かかっていたので、今回の移転で最も恩恵を受けたのは駅北側の利用者でしょうね。

 

また駅北側には「サッポロガーデンパークという商業施設があります。

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移転前はお世辞にも「駅前」と言えた距離じゃ無かったですが、今は駅前と言っていい距離になりました。

南口同様に空き地が広がっていますが、北口もこれから開発が本格化するようです。

 

北口の昇降棟内の様子。

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こちらもなかなかお洒落な造りですねぇ。

 

壁面にはレール型の装飾がありますが、よく見ると名前が彫っております。

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こちらは苗穂駅刻印レールプロジェクト」という取り組みへの参加者の名前が掲げられたモニュメントです。

同様の取り組みは、火災によって建て替えられた岩見沢駅舎でも行われましたね。

 

階段下には、苗穂駅再開発計画に関わる展示がありました。

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模型を見ると北口にもマンションが1棟建ち、そのほかにも商業施設が建設されるようです。

南北駅前以外にも、札幌方に隣接する地区でも再開発が予定されているので、苗穂地区はこれから5年くらいで街全体が大きく変わりそうな勢いですね。

 

ここまでで自由通路部分をご紹介しました。

続いては駅舎部分の紹介ですが、長くなったので次の記事に続きます。