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剣淵町からは国道40号線を再び北上し、士別市を飛び越して名寄市の名寄駅へやってきました。
かつて名寄駅には、深名線や名寄本線なども乗り入れており、上川地方北部の要衝として栄えましたが、現在は宗谷本線しかない中間駅となりながらも、列車運行上での重要な拠点駅となっています。
宗谷本線は、名寄駅を境に運行形態や輸送人員が大きく変わるため、名寄から南側を「宗谷南線」、名寄から北側を「宗谷北線」と呼称することがあります。
「宗谷南線」は旭川都市圏とのつながりがあり、特急列車以外にも普通列車や快速列車も含め15本程度運転されていますが、一方の「宗谷北線」は名寄駅から北に向かう列車は、特急3本と普通4本のわずか7本しか運転されておらず、北海道内でも屈指のローカル線となっています。
そんな名寄駅舎の中の様子。
一応拠点駅とあって、それなりの待合室も備えた駅舎です。
「えきねっと」の受取機が整備されていたことに、地味に驚きました (^_^;)
名寄駅は直営駅なので「わがまちご当地入場券」はみどりの窓口で発売していますが、営業時間が短いためか士別駅と同様に、市内のセイコーマートでも併売しています。
今回は窓口の営業時間帯に訪問したので、窓口で購入しました。
表の柄は「お座敷車両を増結した特急サロベツ」でした。
名寄駅「わがまちご当地入場券」発売情報
発売場所:名寄駅 みどりの窓口
発売時間:7:40~17:05
発売場所:セイコーマート 名寄西4条店(名寄駅から徒歩10分)
発売時間:24時間営業
※2019年5月時点
そしてこの名寄駅、実は旅客だけではなく貨物でも拠点性を発揮している駅です。
名寄駅には普通の貨物列車の発着はありませんが、駅の横に名寄オフレールステーション(ORS)という「トラックによる貨物列車」のための貨物駅が併設されています。
名寄ORSでは、北旭川駅との間で定期列車が1日5往復設定されており、ちゃんと貨物時刻表にも記載があります。
道路を走っているJRコンテナを積んだトレーラーが、実は貨物列車だったなんてこともあり得るわけですね。
さすがに「トラック代行の貨物列車」を撮り鉄する人は相当珍しいと思いますが。
次の場所に向かう前に、ちょっと撮り鉄をすることに。
名寄駅に立ち寄った時、発車標を見たら稚内行きの特急「宗谷」が来ることに気付いたので、沿線で撮り鉄することにしました。
時間も無かったので、名寄駅の北側にある国道239号線の陸橋から撮影。
51D 特急「宗谷」
なにげに、非電化区間でキハ261系0番台を撮影したのは初めてでした。
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