川崎鶴見鉄道録

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「ルパン三世のまち」浜中町 北海道放浪の旅 12日目④

前の記事はこちら。

「本土最東端の地」納沙布岬 北海道放浪の旅 12日目③

 

「日本最東のまち」である根室市を後にし、これからはゴールの札幌市へ向けて、ひたすら西へ進みます。

まずやってきたのは、根室市の西隣にある浜中町浜中駅です。

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駅前には、見覚えのあるキャラクターが立っていました。

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皆さんご存知「ルパン三世」の次元大介石川五ェ門です。

 

なんで「ルパン三世」のキャラクターが駅前に立っているのかというと、この浜中町は原作者であるモンキー・パンチ先生の出身地なのです。

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そんな縁もあり、浜中町の町おこしの一環としてルパン三世 はまなか宝島プラン」という取り組みを行っており、町内に「ルパン三世」のキャラクターが散りばめたスポットが設定されていて、町内を散策できるようになっています。

その中の一つに浜中駅も選ばれていることから、駅舎に「ルパン三世」に関連した装飾がなされているというわけであります。

 

そんな浜中駅舎の中の様子。

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大々的な改装が行われているというわけでもなく、パッと見はどこにでもありげな有人駅時代の駅舎が残る無人駅といった趣でしょうか。

 

元窓口の中には、峰不二子が立っていました。

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こんな駅員さんが本当にいたら、いつもより多めに切符を買ってしまうかも・・・。

 

続いてホームの様子。

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浜中駅は1面1線の棒線ホームですが、廃止となった側線跡が残されています。

 

駅名標を記録。

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ホームにはルパンが立っていました。

 

浜中駅探訪を終えたところで、本題の「わがまちご当地入場券」の購入へ。

前述したとおり浜中駅は無人駅なので、町内の温泉施設で委託発売されています。

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こちらが発売場所である「霧多布温泉 ゆうゆ」という施設なのですが、浜中駅から10km以上離れた場所にあり、JRの公式HPでも「徒歩でのアクセスは困難」と案内がなされています。

というのも、浜中駅自体が浜中市街から離れた場所にある故のことで、同じように徒歩アクセス不可宣言が出されている浜厚真駅と、似た境遇と言えそうです。

 

こちらの施設も「ルパン三世」のスポットとなっており、館内にはモンキー・パンチ先生の略歴紹介などもありました。

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私が訪問した時はご存命でしたが、既報の通りモンキー・パンチ先生は2019年4月11日にお亡くなりになりました。

ですがモンキー・パンチ先生が残した作品は、この浜中町で生き続けてくれることでしょう。

 

館内のフロントで、浜中駅の「わがまちご当地入場券」を購入。

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表の柄は「茶内駅で交換するキハ54形」でした。

左側の車両は2016年に登場した「流氷物語号」なので、割と最近撮影された写真ということになりますね。

 

施設を出てふと駐車場の隅に目をやると、くしろバスが運行しているルパン三世ラッピングバス」が停車していました。

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せっかくなので、色々撮影しておきます。

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こちらのラッピングバスは2台あり、「釧路駅~厚岸駅~霧多布温泉ゆうゆ」と「浜中駅~霧多布温泉ゆうゆ」の路線に集中投入されているそうです。

運用は公開されていませんが、運が良ければ出会えるかもしれませんよ。

 

これにて次なる町へ・・・と思ったのですが、せっかくなのでもう一か所「ルパン三世スポット」を巡ることに。

やってきたのは、浜中駅の隣駅である茶内です。

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茶内駅前にはルパンが立っていました。

 

茶内駅舎内の様子。

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こちらも無人駅ですが、特に装飾も無くさっぱりとしています。

 

元駅務室部分は「ふれ茶内館」というスペースになっていました。

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ウィキペディアによると、かつて存在した「浜中町営軌道」の資料などが展示されているそうなのですが、残念ながら訪問時は閉鎖されており見ることは叶わず・・・。

 

続いてホームの様子。

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茶内駅は2面2線の相対式ホームとなっていますが、駅舎と反対側のホームの外側には側線があり、レール置き場のようなものがありました。

ここが花咲線末端部の保守拠点なのでしょうかね。

 

駅名標を記録。

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ホーム上には銭形警部が立っています。

「そういや、銭形警部だけ会ってないなぁ」と思ったのが、茶内駅訪問の理由でございました。

 

浜中町内には、今回ご紹介した場所以外にも「ルパン三世スポット」や、原作者のモンキー・パンチ先生にまつわる展示があるそうです。

気になった方は、是非浜中町へお越しください。

 

次の記事はこちら。

厚岸駅 北海道放浪の旅 12日目⑤