前の記事はこちら。
前回・前々回の記事にて、水島臨海鉄道の国鉄型キハ4連特別列車の乗り鉄・撮り鉄記事をお届けし、なんとなく「終わった感」が漂っておりますが・・・今回は、本来のメインイベントであります水島臨海鉄道「2019鉄道の日記念フェスタ」の参加レポートをお届けいたします。
会場となる倉敷貨物ターミナル駅へは、水島駅から直通のアクセス列車が運転されていたので、今回はアクセス列車で会場へ向かいます。
アクセス列車には、MRT300形2両編成が充当されていました。
アクセス列車は水島駅を発車。
まずは水島本線の「旅客営業上の終点」である三菱自工前駅に到着。
今回運転されたアクセス列車は、三菱自工前駅までは普通乗車券で乗ることが可能でしたが、三菱自工前駅~倉敷貨物ターミナル駅間は1日フリー切符を所持している人のみ乗車可能となっていました。
キハ4連の回送目当てだったであろう撮り鉄を10人程度乗せて、三菱自工前駅を出発。
三菱自工前駅~倉敷貨物ターミナル間も、通常は旅客営業を行っていないので、この車窓もイベント開催時の臨時列車でしか見ることが出来ません。
倉敷貨物ターミナル駅に到着。
倉敷貨物ターミナル駅は、水島臨海鉄道の車庫としての機能も兼務しており、乗降には車両整備用の台をホーム代わりにしていました。
車両公開イベントでも、案外この整備台に乗れることってあまりないので、地味に貴重な経験かもしれませんね。
ターミナル内の荷役線では、一足早く回送されたキハ4連がお出迎え。
先ほどの4両に加え、2017年3月に引退した元国鉄キハ20形のキハ205も連結され、なんと国鉄型キハ5連にパワーアップして展示されていました。
会場の様子。
倉敷貨物ターミナルは、貨物駅としてはそれほど大きな駅ではないので、会場の規模や催しの内容もこじんまりしております。
右側のテントではフード類の販売、奥では水島臨海鉄道のグッズ類が販売されていました。
ですがメインはやはり、国鉄型キハたちの車両展示です。
キハ205は車内公開も行われており、窓枠の栓抜きを使って瓶ジュースをあける体験という、ちょっと面白いメニューもありました。
ちなみにこのキハ5連は、このあとターミナル構内を展示運転する催しもあったのですが、私は帰りの新幹線の都合で残念ながら参加できず。
というのも、てっきりキハ4連だけかと思っていたので、本線で動いている姿を撮るからいいやと早目の新幹線を予約したのですが、現地に着いてからキハ205も連結することを知って、後の祭りだったのです・・・。
皆さん、情報収集はしっかりしましょうね (^_^;)
あとは展示されていたわけじゃないけど、貨物好きの血が騒いだので、ターミナル内に置かれていたコンテナも記録。
一番の収穫だったのはこれです。
JFEスチール専用のUM13A-8033コンテナです。
倉敷貨物ターミナルに隣接するJFE西日本製鉄所からの製品出荷に用いられるコンテナですが、実物を見たのはこれが初めてでした。
JFE用のコンテナではお馴染みのイルカも、しっかりとペイントされていました。
こちらも初見のコンテナ。
これは三菱ケミカル物流のUH17A-5016コンテナで、側面に「輸入品」と書かれているのが特徴です。
水島港から、化成品の輸入出に使用されているのでしょうか?
こちらは水島臨海通運のUM12A-5974。
これは何度か列車に乗っているのを見たことはありましたが、きちんと撮影できたのはこれが初めてです。
こちらは詳しい記載が何もないUT13C-5031。
昔はアセトンの輸送に使われていたそうですが、現在は何の表記も無いことから使われていないようですね。
一通り会場を見回って、小腹が空いたので昼食。
フードコーナーで「えびめし」なるご当地グルメがあったので発注してみました。
「えびめし」は海老入りのソース味の炒飯で、岡山県のご当地B級グルメだそうで、私は今回初めて知りました。
まあ、可もなく不可も無く・・・と言ったところでしょうかね (^_^;)
といった感じで、「水島臨海鉄道 2019鉄道の日記念フェスタ」の模様をお届けしました。
前日訪れたJR貨物 広島車両所公開とは、比べるまでも無く小規模なイベントでございましたが、地方私鉄のイベントらしい良い意味でのんびりした空気に包まれており、とても過ごしやすかったです。
機会があれば、また来たいと思います。
これにて会場を後にし帰路に着きますが、せっかく1日フリーきっぷを所持しているので、最後に水島臨海鉄道の乗り鉄をすることにしました。
思いのほか長くなった本遠征も、次回が最終回です。