川崎鶴見鉄道録

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水島臨海鉄道を全線乗り鉄してみた 2019水島臨海鉄道フェスタ遠征④

前の記事はこちら。

 

いつも通り、ダラダラ長いこと連載しております水島臨海鉄道の遠征記録ですが、今回で最終回です。

もうしばし、お付き合いくださいませ。

 

倉敷貨物ターミナル駅でのイベント散策を終えて、会場から撤収いたします。

帰りも倉敷貨物ターミナル発アクセス列車が運行されていたので、それに乗って会場を後にすることにしました。

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車両基地スペースには、貨物列車牽引用のDE70とDD50が留置されていました。

 

これらのDLも間近で見たかったのですが、今回のイベントでは全く出番が無かったが残念でしたね。

水島臨海鉄道には貨物列車撮影のために再訪するつもりなので、そのときまで故障などせず元気に活躍してほしいです。

 

満員の乗客を乗せて、倉敷貨物ターミナルを出発。

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国鉄型キハたちとも、しばらくお別れです。

 

水島駅に到着。

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アクセス列車としては水島駅までの運転でしたが、水島駅から定期普通列車として倉敷市駅まで直通するとのこと。

せっかく全線乗り放題のフリー切符を持っていたので、乗り潰しも兼ねて倉敷市駅まで乗り鉄することにしました。

 

水島臨海鉄道の半分くらいは高架区間となっており、車窓には住宅地がずっと続いていました。

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路線距離は短いものの想像以上に住宅の密度が高く、ヘタしたら関東鉄道秩父鉄道など首都圏外郭の地方私鉄沿線よりも、宅地開発が進んでいるかもしれませんね。

本数もデータイムで1時間に2本くらい運転されており、電化されていてもおかしくない規模なので、ちょっと驚きました。

 

球場前駅を過ぎると地平におりて、山陽本線に寄り添うように倉敷市駅へアプローチします。

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変な顔の213系が見えたところで、終点の倉敷市駅に到着です。

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倉敷市駅は朝一の訪問時に駅舎外などを記録しておいたので、駅名標だけ撮ってレンタカーを停めてある水島駅に引き返します。

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折り返しは往路とは反対側の窓側に陣取って、東西の車窓を堪能します。

そのおかげか?西富井駅付近で往路では気付かなかった構造物を発見。

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どうみても廃線跡な高架橋が、地平からせり上がってきて本線に接近。

 

西富井駅構内で合流したのですが、見ての通りバラストだけで線路も信号機もありません。

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帰った後に調べたら、かつて球場前駅~西富井駅間にあった日本専売公社倉敷工場までの専用線の跡で、工場閉鎖に伴い1996年に廃止されたそうです。

 

弥生駅では、上り列車との交換待ちがありました。

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こうみると1線スルー化されており、なかなか立派な設備であることがわかります。

 

栄駅では、往路で撮り損ねた水島臨海鉄道本社の建屋も記録。

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本社は拠点駅の倉敷市駅水島駅ではなく、中間駅の栄駅近くにあるんですな。

 

といった感じで1時間ほどの乗り鉄旅を終えて、水島駅に戻ってきました。

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これで水島臨海鉄道は、貨物専業の水島~東水島および三菱自工前~倉敷貨物ターミナルも含めて全線踏破することができました。

特に狙っていたわけではありませんが、効率よく乗り潰しできて良かったです。

 

水島駅で下車した後はレンタカーを回収し帰路に着こうと思ったのですが、時間的に倉敷貨物ターミナル駅から出てくる最終のアクセス列車が撮影できそうだったので、三菱自工前駅に寄り道してオマケの撮り鉄を。

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夕陽を浴びて走るMRT300形も、なかなかカッコいいですね。

 

三菱自工前駅駅名標と絡めて1枚。

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こちらも満員の乗客を乗せて、走り去っていきました。

 

ついでに三菱自工前駅も観察。

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この駅はその名の通り、三菱自動車の工場のすぐ隣(2枚目奥の建物)に設置されておりますが、ホームは港湾道路と線路の間に無理やり押し込んだような構造となっています。

まあ利用客のほとんどが定期利用客(=常連客)と思われるので、大そうな待合設備や集札設備な不要なんでしょうな。

 

ホームの様子。

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激セマなホームであるため、ベンチも省スペースな簡易的な腰掛みたいタイプが設置されています。

 

駅名標も記録。

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1枚目のタイプは、どこか国鉄テイストな様式ですね。

 

これにて、水島臨海鉄道での活動はすべて終了です。

今回は鉄道の日絡みのイベントということで、「旅客成分」は十分すぎるほど満喫できたのですが、私としてはやはり「貨物成分」が不足気味でございました (^_^;)

今度は貨物列車の記録をメインに再訪したいところですね。

 

このあとは車を走らせ、一路岡山駅へ。

岡山駅でレンタカーを返却し、新幹線で帰路に着きます。

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今回の遠征も無事に終えられたので、車中で恒例の一人打ち上げを敢行。

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岡山駅の駅弁と言えば、ご存知「祭りずし」ですね。

ビールも進む、大変おいしい弁当でございました (^o^)

 

ビールのあとはこちらも恒例の「新幹線アイス」ですが、ちょっと変わり種のフレーバーがラインアップされていました。

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こちらは大阪のなんばにある「北極」というアイス屋とのコラボ商品で、「ミックスジュース味」なる地雷臭プンプンのフレーバーでした。

ちなみに製造元はお馴染みの「スジャータ」ではなく、別のメーカーです。

 

味自体は悪くないですが、お酒の後のシメとしては少しくどいかなという印象。

前回の関西遠征のシメで食べた、スジャータのベルギーチョコ味がかなり秀逸な出来だったこともあり、3.3点くらいの評価ですかね。

 

そんなこんなで新横浜駅に到着し、横浜線に乗り換えようとしたら、ホーム上は駅員と警備員多数の厳戒態勢が敷かれていました。

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何事かと思ったら、日産スタジアムラグビーの試合があったようで、今まさに試合が終わったというタイミングだったようです。

ラグビーの試合が終わってこれから大混雑になるので、今すぐ列車に乗ってください!!」と盛んに叫んでいたので、それに従い早々に乗り込んで新横浜駅を脱出したおかげで、帰宅ラッシュにギリギリ巻き込まれずに済みました。

 

これにて、今年のJR貨物 広島車両所公開に関連する遠征は全て終了です。

本命の貨物部品購入も、初訪問となった水島臨海鉄道探訪も良き収穫があり、とても有意義な遠征であったかなと思います。

来年はどんな遠征になるか、今から楽しみでございます。

 

おしまい