川崎鶴見鉄道録

川崎・鶴見界隈の鉄道に関するブログ

相鉄悲願の都心直通!! 開業初日の相鉄・JR直通線に乗ってきた①

神奈川県東部の鉄道網に大きな変革をもたらすことになる、相鉄・JR直通線が本日開業しました。

相模鉄道にとって、東京都心への直通は長きにわたった悲願であり、今回の新線開業に対しても並々ならぬ気合を持って準備を進めておりました。

 

個人的には相鉄を利用する機会がほぼ無いこともあり、当ブログで相鉄を取り上げることは皆無でしたが、今回の新線開業は川崎鶴見界隈在住の私にとっても、注目すべき事業であります。

そんなわけで、相鉄・JR直通線および同時開業の羽沢横浜国大駅に行ってきたので、開業初日の様子を何回かに渡ってレポートいたします。

 


 

最初にやってきたのは、相鉄最大のターミナル駅である横浜駅です。

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横浜駅自体は、今回の新線開業とあまり関係ある場所では無いためか、お祝いムードなども皆無でいつも通りな雰囲気でした。

 

しかし運賃表や路線図は、しっかりと新線対応の物に交換されていました。

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相鉄は昨日まで、どの鉄道会社とも相互直通運転をしていなかったので、JR・京急・東急・横浜市営地下鉄みなとみらい線と乗り換え可能な横浜駅に、乗客が一極集中(横浜駅の1日利用客数は42万人、第2位の海老名駅は11万人)していました。

しかし、今回開業したJR線および2022年度開業予定の東急線への直通線開業により、対都心への乗客流動に間違いなく変化を及ぼすので、横浜駅を取り巻く環境も変わりそうですね。

 

そんな横浜駅に寄り道したのは、これを購入するためでした。

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今回の相鉄・JR直通線および羽沢横浜国大駅の開業を記念して、相鉄線全駅の入場券セットが発売されたので、せっかくなので購入してみました。

 

本来であれば羽沢横浜国大駅で購入すべきでしょうが、Twitterで「羽沢横浜国大駅の混雑がヤバい」という情報を得ていたので、事前に横浜駅で購入することに。

結論から言うと、案の定大混雑していたのは羽沢横浜国大駅だけで、他の発売駅は比較的余裕だったようで、横浜駅も9時時点ですでに待ち時間ゼロで買えました。

 

セットの中身はこんな感じ。

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羽沢横浜国大駅を含む26枚のB型硬券と、カラー印刷タイプの羽沢横浜国大駅のD型硬券4枚の、計30枚セットとなっています。

そのため、値段が4450円とちょっとお高めなのが難点でしたが、台紙の造りもしっかりしており、まあまあ良い品だと思います。

 

入場券購入後は、お馴染みの「鈴一」で朝食タイム。

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寒い朝だったので、きしめんが体に染みわたるようで美味かったです (^o^)

 

きしめんを平らげた後は、新線を乗り鉄すべく西谷駅へ移動。

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なんの変哲もない写真に見えますが、ここにも新線開業による変化が。

実は本日のダイヤ改正で、相鉄本線とJR直通線との接続駅である西谷駅に特急が止まるようになったので、発車標の特急停車駅に西谷が追加されました。

 

7000系充当の特急で西谷駅へ向かいます。

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この窓ボタンを見ると、相鉄に乗っているという実感がわきます。

 

10分ほどで西谷駅に到着。

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駅名標にも、しっかりと羽沢横浜国大駅が入っています。

 

まずは下りホームの横浜・羽沢横浜国大方の様子を観察。

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中央の2線が従来からある相鉄本線で、その両側を挟むようにJR直通線が新設され、新線は西谷駅から地下に潜ります。

ホームを出てすぐに下り勾配が始まる関係上、横浜・羽沢横浜国大方で両線の交差ができないため、西谷駅では内側2線が相鉄本線の列車、外側2線がJR直通線の列車が発着するように固定されています。

 

ちょうど上りホームに列車が並びました。

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上り方面に関しては、一応接続を意識しているっぽいですね。

 

階段を渡って、上りホームへ移動。

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相鉄線の発車標に新宿が出るとは、違和感しかないです・・・。

 

今回の新線開業にあたり、西谷駅には新線開業以上の変化があったようです。

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今までの西谷駅は、各停しか停まらない「ザコ駅」でしたが、新線開業に合わせほぼ全ての列車が停車するようになったそうです。

これは横浜方面への相鉄本線の列車も含まれるので、新線を全く利用しない本線利用客は、まさに棚ボタ的に新線開業の恩恵に与れたと言えるでしょう。

ただ唯一の例外で急行は通過し続けるそうで特急は止まるけど急行は通過する」という、ちょっと面白い運行形態となっています。

 

ここで気になるのが、JR線へ直通する列車の運行本数なのですが、これもまた面白いダイヤになっています。

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どこの地方私鉄の時刻表ですか?ってレベルの本数しかありません (^_^;)

データイムともなると30分に1本しか無く、鶴見線並みの少なさです。

 

ですがこのしょぼいダイヤには理由があり、2022年に開通する相鉄・東急直通線が関連しています。

西谷~羽沢横浜国大間は相鉄・JR直通線のほか、相鉄・東急直通線も乗り入れますが、東急直通線が朝ラッシュ時間帯は1時間に10本~14本程度、その他時間帯は1時間に4~6本程度運行される予定となっており、実際のところは東急直通線がメインルート扱いになります。

つまり、現在は本数が少ないほうのJR直通線しか走っていないため、都心に直通する大手私鉄路線とは思えぬ、悲惨なダイヤとなっているわけです。

 

西谷駅観察を終えて、いよいよ開業したての相鉄・JR直通線に乗車します。

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運よくこの直通線のために新製された、相鉄12000系が来てくれました。

 

方向幕も手早く記録。

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フォントは違うと思いますが、表示内容はJR側のE233系に寄せているようですね。

 

ドア上の液晶表示器も、E233系と似たような表示内容です。

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天気予報が「そうにゃん」仕様なのが、相鉄らしさを主張しています。

 

西谷駅から羽沢横浜国大駅までは、全線地下トンネルなので車窓の景色とかがあるわけでもなく、あっという間に羽沢横浜国大駅に到着。

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ホームにはテツだけではなく、一般の見物客もたくさんいて、ものすごい人でごった返していました。

 

12000系はたくさんの乗客を乗せ、新宿へ向けて出発していきました。

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長くなったので、ここで一区切り。

次回は開業したての羽沢横浜国大駅の様子をお届けします。