昨日の関東地方は冬晴れとなりましたが、私は有給休暇を取得し秩父鉄道へ日帰り遠征をしてきました。
遠征の目的はこちら。
今年度で廃止が発表された、鶴見線 扇町駅~秩父鉄道 三ヶ尻駅で運行されている「石炭列車」でございます。
石炭列車自体は、私のホームグラウンドである川崎界隈ではお馴染みの貨物列車なので、地元では悔いの無いくらい記録済みの列車であります。
が、反対側に当たる秩父鉄道線内の姿は一度も記録したことが無かったため、過去に撮り鉄を画策したこともありました。
しかしながら、よりによって遠征当日に運休の憂き目にあったりと、結局撮れず仕舞いのまま時間が過ぎ、此度の廃止発表がなされてしまいました。
仕事のほうも年度末を迎え、かなり多忙な状況なのですが、なんとか1日だけ有給休暇を捻出し、駆け込みとなりましたが遠征を決行できることに。
というわけで今回から廃止目前の「石炭列車」を撮る in 秩父鉄道と題しまして、その遠征の模様をお届けします。
前回の秩父鉄道遠征は、乗り鉄を兼ねて電車移動で行いましたが、今回は熊谷駅からレンタカーを手配して撮影地を回ります。
というのも、秩父鉄道自体は旅客営業もしていますが、石炭列車が走る「三ヶ尻線」は貨物列車専業で旅客列車が運行されておらず、徒歩移動での撮影は結構大変。
一応バイクは持っていますが、暖冬とはいえこの季節に一日中乗り回すのもしんどいので、今回は文明の利器に甘えることにいたしました。
まずは熊谷駅から車を走らせ、今回の舞台となる秩父鉄道三ヶ尻線へ移動。
遠征1発目は、三尻中学校の近くにある定番撮影地で、積載編成を撮影します。
701レ デキ504
雲一つない冬空のもと、念願だったデキ牽引の石炭列車を撮影できたのですが、カマが一番避けたかったピンク色の504号機・・・。
本当はスタンダードな青色のカマが良かったんですが、まあ致し方ないでしょう。
ちなみにこの石炭列車、鶴見線 扇町駅から熊谷(タ)への発送時はホキ20両ですが、熊谷(タ)~三ヶ尻駅は荷重の関係?か知りませんが、積載列車だけは10両ずつ輸送されます。
つまり、編成は短くなるものの積載列車は1日2回運転されるという、撮り鉄にはありがたい運用となっております。
701レ撮影後は三ヶ尻駅へ移動し、隣接する太平洋セメント熊谷工場への入換作業を記録します。
駅に着いたら、ちょうど入換作業の真っ最中でした。
三ヶ尻駅まで10両単位で輸送されたホキは、荷役設備の関係か5両ずつ工場内へ搬入します。
上の写真は、5両に分割した石炭入りのホキをいったん武川駅方の引き上げ線に持っていった後、バックで工場内に押し込むところです。
操車係が無線で機関車を誘導。
そのまま工場内へ押し込んでいきました。
このあと20分ほどかけ積荷の石炭を下したあと、空になったホキを牽いて列車が戻ってきました。
行きと同じように、武川駅方へいったん引き上げます。
引き上げたあと、今度は三ヶ尻駅構内へバックで戻ります。
これで5両分の入換作業が終わりました。
このあと残る5両に対してもう一度同じ手順で入換作業を行って、701レで運んできた石炭の積み下ろし作業が完了します。
2回目の作業は動画で記録したのですが、その模様は次回の記事で紹介する内容とまとめて1本の動画に編集する予定なので、そちらをご参照くださいませ。
という感じで、石炭列車の入換作業を記録し次なる撮影地へ移動するのですが、その去り際にもう1本撮り鉄を。
7005レ デキ302
石灰石輸送に関しては来年度も鉄道輸送を継続するとのことですが、こちらもまともに撮影できていないので、機を改めて再訪したいですね。
次回は2本目の石炭積載列車と、返空列車を狙います。