前の記事はこちら。
前回の記事で触れましたが、此度の遠征の真の目的は名古屋貨物ターミナル公開イベント「鉄道貨物フェスティバルin名古屋」への参加でありました。
イベントレポートはこちらの記事を参照いただきたいのですが、その最後に名古屋貨物ターミナルに隣接する、あおなみ線 南荒子駅からDD51を使用した、体験乗車列車の撮影を行っていました。
実はその合間に、名古屋貨物ターミナルの入換作業も記録していたので、今回はその入換風景をご紹介したいと思います。
あおなみ線 南荒子駅は、名古屋貨物ターミナル北端に隣接しており、ホームから貨物ターミナル内を見渡すことが出来ます。
これだけの規模の貨物駅を、間近に見ることが出来る駅は案外少ないと思うので、お手軽に貨物ターミナルを見物できる、絶好のスポットと言えるでしょう。
名古屋貨物ターミナル自体はJR貨物の駅ですが、入換作業は名古屋臨海鉄道に委託されており、入換機関車もJR貨物所属のDE10やHD300ではなく、名古屋臨海鉄道ND552形が使用されています。
こちらのND552 13号機は、元国鉄DD13形が名古屋臨海鉄道に譲渡された機体。
東港線・南港線で使用されている自社発注機とは異なり、元国鉄機だからか塗装も国鉄色風となっています。
そんなDD552を使用した入換作業が、運よく到着直後に始まりました。
名古屋貨物ターミナルは、南側を根元とする櫛型ホームとなっているため、列車は名古屋方面に繋がる北側に出入りします。
誘導員を乗せた推進運転で、ホームにコキを押し込みます。
危険な作業ですが、一度くらいは体験してみたいです。
扱い物の大半は普通のコンテナですが、化成品用のタンクコンテナもちらほら見受けられました。
荷の豊かさという点では、濃いめのオタクさんには少し物足りないですかねぇ。
コンテナを下したら、空コキを牽引して引き上げていきました。
そして間髪入れず、今度は別の列車の入換作業を開始。
この列車も結構な好積載ですね。
こちらの入換機も、元国鉄車であるDD552 16号機でした。
とまあ1時間ほどの滞在でしたが、時間帯も良かったのか日曜日にもかかわらず活発に作業が行われており、結構楽しめました。
ホーム上から難なく入換作業が見物可能なので、ちょっとした暇つぶしにはオススメの場所でございます。
3日に渡った此度の遠征も、次回が最終回です。