本日は飛行機ネタでございます。
現在、羽田空港にはオーストラリアの航空会社「カンタス航空」が、シドニーとの間で路線を就航しております。
そしてこの羽田~シドニー線には、世界的に退役が進み貴重となってきた「ジャンボジェット」の愛称で知られるボーイング747-400が充当されており、以前より飛行機ファンには注目される存在でありました。
羽田空港の定番撮影地である「京浜島つばさ公園」から、沖止め駐機中の機体を見たことがある人も多いと思います。
しかし2018年、カンタス航空より「2020年末をもってB747を全て退役させる」とプレスリリースされ、当然ながら羽田~シドニー便も置き換えが現実的になり、一気に注目度が増しております。
私も以前から気になっていた存在だったので、今回撮影することにしました。
というわけでやってきたのは、羽田空港国際線ターミナルの展望デッキです。
時間は21時半なので、ごらんの通り真っ暗です・・・。
日本とオーストラリアの時差は2時間、所要時間は8時間程度なので航空会社・方向問わず、日本~オーストラリア線は「19~22時に出発して翌朝到着する」というパターンにほぼ固定されており、今回狙うカンタス航空 QF26便も例外ではありません。
なので今回は、照明が設備され比較的明るい場所である駐機場に止まっている姿を、展望デッキから狙います。
今回狙うQF26便は、国際線ターミナルビル114番スポットが半ば定位置となっており、ここに入ると出発時は111~112スポット周辺にプッシュバックされます。
まずはトーイングカーに押されて止まったところを、手早く撮影。
こんな感じで、第1ターミナルを背に停止している構図で撮影できます。
トーイングカーを切り離し、出発の最終準備中。
しばらくするとライトが点灯し、機体が動き出します。
ライト点灯とほぼ直後に動き出すので、バルブ撮影時は1発勝負となるでしょう。
今回は何とかモノにできました。
シドニーに向けて出発していきました。
この日は月曜日にもかかわらず、私も含め5人ほどのカメラマンがお見送りしました。
といった感じで、無事にカンタス航空のB747を記録完了です。
随分とあっさり達成したように思うかもしれませんが、実は3回目の挑戦でようやく成功に漕ぎつけました・・・。
最初は1月に挑戦したのですが、そのときは111番スポットの便と出発がモロ被りした影響で、いつもとは違う115番スポット付近にプッシュバック。
そのおかげで、東京ゲートブリッジをバックにした構図で撮影できて、これはこれで良かったのですが、定番構図は撮れず仕舞いでした。
で、今度は2月にリベンジしたのですが、そのときは展望デッキから撮影不可能な144番スポットに差し替えられて、またも撮影できず・・・。
そして3度目の挑戦で、ようやっとモノにできたというわけであります。
このカンタス航空のB747、2020年末退役と発表されているものの、具体的に羽田便からいつ退役するかも発表されていないので、記録はお早めにどうぞ。
・・・と〆るはずだったのですが、なんと本日カンタス航空より、羽田線B747の運用について残念な発表がなされました。
コロナウイルスによる国際線需要激減の影響により、3月30日から9月中旬までB747からA330に変更するとのこと・・・。
一応、約半年ほどの需要調整とされていますが、仮に半年後に調整が解除されたとして、あと3か月しか運用しないB747に戻るかは微妙な気がしますね。
そのタイミングでB787に置き換えられても不思議じゃないので、最悪の場合は日本でカンタスB747の姿を見られるのは、あと20日となります。
今でもカンタスB747狙いの人は結構いますが、今回の発表によりますます混雑するのは間違いないでしょう。
そういった意味では、発表前夜となった昨夜撮影したことは、かなり奇跡的なタイミングであったと言えそうです (^_^;)
いずれにせよ「今がラストチャンス」という心構えのほうが、のちのち後悔することが無いと思いますので、未撮影の方はお早めにどうぞ。