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八王子駅からは中央本線へ乗り換え、本格的に移動を開始します。
3本目 中央本線 429M 松本行き 八王子(6:35)⇒岡谷(9:41)
車両は211系2000番台のN612編成で、かつては東海道本線で付属編成として活躍していた車両です。
東海道線や東北・高崎線、千葉地区で一線を退いた211系は長野に集約され、現在中央東線の普通列車は、松本周辺での一部を除き211系が使用されており、数年前まで115系天国だった同線も、今では211系天国に様変わりしております。
211系置き換え後、短距離ではちょいちょい利用していましたが、数時間にわたる本格的な乗り鉄は今回が初めてで、久々に211系のMT61サウンドがたっぷりと堪能できそうです。
列車は八王子駅を定刻に発車。
6時半という早い時間ですが、松本駅まで直通なうえお盆休みとあって、乗り鉄以外にも登山客の姿も多く、座席は完全に埋まり立ち客も出るほどの盛況ぶりでした。
まずは裏高尾を抜けて、一旦神奈川県に入った後に山梨県へ。
立派な道路橋が見えますが、八王子JCTの高架橋でしょうかね?
このあたりになると、陽が昇って晴れ間も見えてきました。
富士山目当てか、それなりの下車がありました。
笹子トンネルを抜けて、甲斐大和駅に到着。
ここでは大月駅以上に多くの下車がありましたが、全員ハイキング客でした。
このときは「なんでこんな小さな駅に大量の人が?」と思いましたが、後で調べるとハイキングで有名な大菩薩峠への最寄り駅のようですね。
このあたりで車内も空席がちらほら見え、だいぶ余裕が出てきました。
この眺めは、いつ見ても綺麗です。
ただロングシートの211系だと、体をよじらないと車窓が見えないので、やはり乗り鉄向きの車両ではないですねぇ・・・。
思ったよりも入れ替わりが無く、停車時間も短かったのでそのまま通過。
甲府駅を出ると一気にスピードが上がったものの、同時に揺れも激しさを増し、東海道線では味わえなかったアグレッシブな走りをお見舞いされながら、日野春駅に到着。
ここでは特急退避のため、八王子駅を出発以来初めての長時間停車がありました。
2時間以上座りっぱなしだったので、ストレッチがてらホームに出てみます。
こちらが日野春駅舎。
なかなか趣のある木造平屋の駅舎のようで、時間があればじっくり見たかったです。
そんな日野春駅を「あずさ1号」が猛スピードで通過。
ちょうどいい気分転換と思ったのか、鉄じゃない一般客もホームに出て、通過の様子を見物していました。
日野春駅を出て、さらに山を登り続けます。
ここまで来ると、大分非日常感を味わえるようになってきます。
ここで一般の観光客はほとんど下車し、残ったのは同業者と地元客ばかりとなって、車内もガラガラになりました。
小淵沢駅を過ぎると、列車は長野県に入ります。
今はコロナウイルスの影響で、図らずも「テレワーク」推進の流れとなっていますが、本格的にテレワークが導入されれば、一度くらいはこんな田舎に住んでみたいと思っております。
久しぶりに211系を堪能できましたが、211系のクッションがヘタれていることもあり、旅の最初からロングシート3時間はきつかったです・・・。
3本目 中央本線 429M 八王子⇒岡谷
乗車時間:3時間6分
移動距離:200.1km
そして1日目の乗り鉄は、ここからが本番となります。
このあとどこへ向かうか・・・は、勘のいい方はお分かりだと思いますが、正解は次回の記事で。