川崎鶴見鉄道録

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秘境駅天国! 乗り鉄地獄? 飯田線を完全踏破する その2 JR東海 完乗の旅 1日目④

前の記事はこちら。

 

辰野駅を出発し、中央本線 辰野支線と別れて飯田線に入ります。

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ここから今回の旅の目的である、JR東海 未乗路線の完全踏破が始まります!!

 

車窓には里山の風景が続きます。

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飯田線と言えば天竜川沿いの急峻な渓谷と、そこにへばりつくような秘境駅というイメージで語られることが多いと思います。

ですが、それは赤石山脈南アルプス)と木曽山脈中央アルプス)が接近している天竜峡駅より南側の話であって、北側は両山脈が離れているため、このように盆地のような平地が続きます。

 

北殿駅で対向列車と交換。

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乗ってみたかった、213系5000番台が充当されていました。

この旅のあと、315系の開発と国鉄型車両の全廃が発表されたので、乗れなかったのが悔やまれます・・・。

 

伊那市駅に到着。

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伊那市駅は、飯田線全体で豊橋駅豊川駅に次ぎ3番目に乗降客数が多い駅で、北部では最多の駅です。

それだけに結構な乗降があり、若干の立ち客が出るほどの混雑となりました。

 

伊那市郊外の車窓。

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この付近は、伊那市と隣接する駒ケ根市で10万人程度の人口があるため、沿線にもそれなりに人家が続き、そのためか乗客の入れ替わりも多く、車内も地元客が大半で「のんびりローカル線を乗り鉄をする」という雰囲気ではなかったです。

そんなわけで乗降が多い区間かつ、無人駅も多いためか、精算対応も兼ねて乗客全員に車内検札も実施されました。

 

駒ケ根駅に到着。

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駒ケ根市の中心駅で、駅舎もそれなりに立派です。

 

3分ほど停車時間があったので、ストレッチがてらホームへ。

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駅の横には留置線があり、列車運行上でも拠点駅となっているようです。

 

駒ケ根駅を出発後は、左右にカーブしながら勾配を下っていきます。

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飯田線は起点の辰野駅が標高722.8m、豊橋駅はほぼ0mなので、基本的に片勾配の路線となっています。

起点は豊橋駅なので、今回のように上り列車に乗ると、ずっと坂を下り続けるという逆転現象が起きます。

 

伊那大島駅に到着。

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斜面の稜線に沿ってホームが作られているので、ちょっと眺めが良いです。

 

ここでも長時間停車があったので、ホームをプラプラ。

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手前のポイント、よく見ると転轍機がありません。

トングレールに空のボルトが数本刺さっているので、転轍機を撤去して反位側に固定しているんでしょうかね。


伊那大島駅を発車。

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飯田線北部は、ずっとこんな感じの車窓が続きます。

最初は気持ちよかったのですが、あまりに代わり映えがしないので、だんだん飽きてきました (^_^;)

 

飯田線の由来でもある、飯田駅に到着。

ここでも多くの乗降がありました。

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飯田駅から南側は、特急「ワイドビュー伊那路」が走っていますが、本数は1日たったの2往復しかありません。

飯田線は全線単線かつ線形が悪く特急でも遅いうえ、すぐ真横を中央道が通っており、東京や名古屋などの大都市圏との移動は高速バスのほうが圧倒的に便利なので、そういった事情もあるのでしょうね。

 

続いては、おもしろ&難読駅

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その名も鼎(かなえ)駅です。

願いを「かなえ」るという語呂の良さから、かつては記念入場券も売られていたそうですが、現在は無人化されたため過去帳入りしております。

 

鼎駅を出発し、左側に天竜川が見えてくると、終点の天竜峡駅に到着です。

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4本目 飯田線 1412M 岡谷⇒天竜峡
乗車時間:3時間8分
移動距離:89.0km

 

岡谷駅から天竜峡まで3時間以上かかりましたが、3時間かかって走行距離90kmってことは平均時速30kmなので、原チャリとほぼ同じスピードということですね (^_^;)

1本前に乗った中央東線普通列車が、同じく3時間で200km走ったことを考えると、いかに飯田線が鈍足であるかお分かりになると思います。

しかも、これでもまだ飯田線全体の半分も消化できていないとは、飯田線やはり恐るべし・・・。

 

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